第17回東アジア教員養成国際シンポジウムを開催

2024.01.24

第17回東アジア教員養成国際シンポジウムを開催

 「DX時代における東アジア教員養成教育」をテーマとして、第17回東アジア教員養成国際シンポジウムを2023年12月9日(土)にオンラインで東京学芸大学と共同で開催しました。本シンポジウムには、東アジア教員養成国際コンソーシアム(ICUE)に加盟する日本・中国・韓国の教員養成系大学等から、18大学、約150名が参加しました。

 開会式では、岡本幾子学長が主催者挨拶を行い、その後基調講演、ICUE運営委員会、午後からは研究発表大会を行いました。研究発表大会では「DXと教員養成の発展」「社会構造の変化と教員養成・研修の在り方」「ダイバーシティ教育の課題と展望」という3つの分科会セッションを設け、大学院生・若手研究者による研究報告と討論が行われました。セッション1では田中満公子特任教授(総合教育系)が口頭発表を行いました。またセッション3では、王林鋒特任准教授(多文化教育系)がファシリテーターを務め、活発な議論が交わされました。

 さらに本シンポジウムでは、ICUEのウェブサイト上で1ヶ月間スライド発表と討論を行う場「eポスターセッション」を設け、瓜生彩子教授(総合教育系)と王特任准教授がポスター発表を行いました。

 閉会式では、ソウル教育大学校の張龍奎副総長による次年度担当校挨拶があり、続いて東京学芸大学の川手圭一副学長が閉会の挨拶を述べました。

 本シンポジウムの運営に携わった中野知洋教授(多文化教育系)は、「基調講演で紹介された中国の『国優計画』に象徴的なように、各国ともコロナ後の新時代に入り、次世代を見据えた国家規模の人材育成・制度作りが進行していることが浮かび上がる有意義なシンポジウムになりました」と総括しました。

 

開会の挨拶を行う岡本学長
開会の挨拶を行う岡本学長

ICUE運営委員会の様子
ICUE運営委員会の様子

(国際室)