柏原市立中学校の吹奏楽部と共演 「ウインドオーケストラコンサート vol.12」を開催

2024.10.15

柏原市立中学校の吹奏楽部と共演 「ウインドオーケストラコンサート vol.12」を開催

 教育協働学科芸術表現専攻音楽表現コースで管・打楽器を専攻する学生らによるウインドオーケストラが9月8日(日)、柏原市民文化会館リビエールホールでコンサートを開催しました。全国各地の大学から音楽専任教員と管・打楽器を専攻する学生が演奏に参加し、恒例となっている柏原市立中学校5校の吹奏楽部との合同演奏も行われました。

 コンサートはJ.オッフェンバック作曲の喜歌劇『天国と地獄』序曲で開幕。『エーデルワイス』『ドレミの歌』などの劇中曲が今なお多くの人に親しまれている「サウンド・オブ・ミュージック」メドレーの後、昭和の名曲として知られる『川の流れのように』を、声楽を専攻する同コース3回生の古沢悠花さんの歌唱で演奏しました。続く『YOUNG MAN(Y.M.C.A.)』では学生8人が元気いっぱいのダンスを披露し、客席と一体になって手拍子や「Y・M・C・A」の振り付けをして盛り上がりました。

 第2部では、柏原市立柏原中学校、堅下北中学校、堅下南中学校、国分中学校、玉手中学校の吹奏楽部の生徒と学生らが合同で、『勇気の旗を掲げて』『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』『情熱大陸』の3曲を演奏。中学生だけで約90名、学生らを合わせると100名を超える大編成で、積み重ねてきた練習の成果を披露しました。

 最後は再びウインドオーケストラパートとして、特別ゲストに人気作曲家のコーニッシュ氏を迎え、2年前にウインドオーケストラのために作曲された『吹奏楽の為の交響譚“饂飩讃頌”(Udon Anthem)』が再演されました。演奏に先立ちコーニッシュ氏は、「大阪教育大学の皆さんは技術も非常に高いので、生半可なものは書けないと思って作曲に取り組みました。学生だから少し易しくするというようなことは全くなく、むしろ高い技術を求めるような曲になっていますので、それも感じながら聴いてみてください。曲の最後はお祭り騒ぎになるので、皆さんも一緒になって大いに楽しんで、すっきりした気分になってもらえたらと思います」と解説しました。演奏後は会場から盛大な拍手が送られ、ウインドオーケストラを指導する神代修教授とコーニッシュ氏が固い握手をかわしました。

 合同演奏で独奏パートを担当した生徒の一人は、「初めての独奏ですごく緊張しましたが、今までの練習を思い出しながら、うまく演奏できるようにがんばりました。コンサートでは成果をしっかり発揮できたと思います」と笑顔で話しました。

 

『川の流れのように』の演奏の様子
『川の流れのように』の演奏(指揮:神代修教授)

中学生との合同演奏の様子
大編成での合同演奏

『吹奏楽の為の交響譚“饂飩讃頌”(Udon Anthem)』の演奏の様子(指揮:コーニッシュ)
作曲者自らタクトを振った『吹奏楽の為の交響譚“饂飩讃頌”(Udon Anthem)』の演奏

ステージで握手する神代教授とコーニッシュ氏
互いに称えあう神代教授(左)とコーニッシュ氏