連合教職大学院生4人と第二部・初等教育教員養成課程学部生7人が,フィンランドのオーボアカデミー大学附属実習校やユヴァスキュラ大学で,11月23日(土)から12月2日(月)まで海外教育実習を実施しました。 この実習は,連合教職大学院の学校実習の特別プログラム,第二部の集中講義「特別総合科目III」,初等教育教員養成課程の集中講義「海外教育実践研究」の合同プロジェクトとして実施しました。海外の教員と直接交流することを通して,世界の教育におけるスクールリーダーシップの視点,21世紀型スキルとカリキュラム連携を学び,フィンランドの学校で,英語で理数や環境について授業を行う力を育てることを目的としています。 オーボアカデミー大学附属実習校では,英語・数学・国語等の授業観察のほか,英語で様々な教科を学ぶCLIL実践として, SDGs・理科・体育の教科において,生徒中心で考えさせる授業を行いました。クオカラ小学校では,5年生が「古代エジプトの謎」について,ヒエログリフの解読をアクティブ・ラーニングで行うカイスーレイナ教諭による講義を見学しました。 ユヴァスキュラ大学では,教育学部研究所のミカ リスク所長及び矢田匠講師から,スクールリーダーシップについて講義を受け,ディスカッションを行いました。現職の連合教職大学院生からは,日ごろ自身が勤務する学校での取り組みと結びつけた質問などがなされました。参加者からは,「フィンランドの教育の機会均等の浸透や,チーム学校としてのCollective Competence(集団で効力を感じるような協働力),学校における知識情報共有,建設的な批判,風土づくりの視点が学級・学校経営に生かせる」との感想が寄せられました。
ユヴァスキュラ大学のミカ所長(前列中央)との集合写真
(天王寺地区総務課)