トピックスバックナンバー(2011年~2020年)

2016.10.28

障がい者支援における配慮とは? 本学職員が講演

 発達障がいの当事者から学ぶ「障害者差別解消法の合理的配慮とは」が9月22日(金),千里文化センター「コラボ」(大阪府豊中市)で開催され,本学事務職員が講演しました。
 このイベントは,社会福祉士の研修会と社会福祉士会による地域住民への社会貢献活動として,公益社団法人大阪社会福祉士会豊能支部主催,大阪府障害福祉課,吹田市,豊中市,池田市,箕面市の後援で行われました。当日は約60人が参加しました。
 講師を務めた本学事務職員は,発達障がいがあり,障がい者雇用枠で採用されました。講演では,自身の就職までの道のりと本学での勤務事例や,本学の障がい者雇用および学生支援に関する取り組み,発達障がい者支援の現状,「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(障害者差別解消法)における合理的配慮の考え方などを説明しました。また,金森裕治教授(特別支援教育講座)が行っている研究で同職員が協力している,知的・発達障がい児に対する合理的配慮としての性教育事業について,デジタル教材を使った支援などの研究内容を紹介しました。
 参加者からは「障がいを有しながら働いている方から,対応策を含めた具体的な話を聞けて良かった」「雇用と就学の両面で大阪教育大学の取り組みを参考にしたい」「金森教授の研究についてもっと知りたくなった」といった感想が寄せられました。
 本学では今後も,「障がいのある方々と協働する職場づくり」をスローガンに,障がい者雇用を進める方針です。また,「障害者差別解消法」への対応についても,教職員だけでなく,学生も含めた全構成員の問題として取り組んでいきます。

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[右写真]講演する本学職員

(総務企画課)