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2016.10.04

ウインドオーケストラが地元・柏原市の中学生らと共演

 本学教養学科芸術専攻音楽コースで管・打楽器を専攻する学生たちによるウインドオーケストラが,9月11日(日)に柏原市民文化会館リビエールホールでコンサートを開催しました。
 今回は特別ゲストとして作曲家の八木澤教司(やぎさわ さとし)氏を迎えるとともに,全国各地の教育系・芸術系の大学から管楽器を専門とする教員および有志学生ら約20人,柏原市の5つの中学校(柏原,国分,堅下北,堅下南,玉手)の吹奏楽部の生徒たち約130人が集結しました。
 コンサートはガランテ作曲「Raise of the son」で幕を開け,樽屋雅徳作曲「マードックからの最後の手紙」,ヘンデルの歌劇『リナルド』第二幕より「私を泣かせてください」が演奏されました。続く第二部は「作曲家特集」と銘打ち,八木澤氏が作曲した「輝きの海へ」「ポンテ・ヴェッキオ ~独奏トランペットと吹奏楽のために」「ファセクラ」の3曲を,八木澤氏自らが解説しタクトを振りました。「ポンテ・ヴェッキオ」は本学ウインドオーケストラのために作曲されたもので,日本を代表するトランペット奏者である神代修本学准教授が独奏を務め,温かい旋律で観客を魅了しました。
 第三部では中学生たちが登場し,内藤淳一作曲「ブライアンの休日」,岩井直溥編曲「ディズニーメドレー」を学生や教員らとともに披露しました。続いて,増田健太(本学卒業生)編曲の「サウンド・オブ・ミュージックメドレー」で,コンサートの司会も務めた牧貴美子さん(教養学科芸術専攻音楽コース4回生)が,「サウンド・オブ・ミュージック」「エーデルワイス」「ドレミの歌」などの誰もが知る名曲を高らかに歌い上げました。このあとマードックの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」,シュトラウス作曲「国王の行進曲」が演奏されました。
 アンコールでは,八木澤氏作曲の東日本大震災復興支援ソング「あすという日が」を,八木澤氏の指揮により中学生全員が合唱しました。続いてテレビドラマの主題歌「365日の紙飛行機」のあと,中学2,3年生が加わって吹奏楽の人気曲「宝島」が演奏されると,会場全体で手拍子が沸き起こり,盛り上がりは最高潮となりました。
 出演した中学生たちはこの日に向けて練習を重ね,夏休みには柏原キャンパスで合同練習を行い,前日および当日午前中にもゲスト教員らの指導を受けました。コンサートの幕間には出演者を代表して5人の生徒たちへのインタビューがあり,練習の感想を聞かれた生徒たちは「一人で練習していては気づけない癖などを指摘してもらった」「合同練習では緊張もしたけれど,学生さんたちが盛り上げてくれて楽しくできた」「大勢での演奏は貴重な経験になった」「先生たちのように迫力のある音が出せるよう見習いたい」などと述べていました。

八木澤教司氏
地元中学生たちとの共演
牧貴美子さんの独唱の様子
中学生全員で合唱

[左上写真]曲紹介をする八木澤教司氏
[右上写真]地元中学生たちと共演
[左下写真]独唱を務めた牧貴美子さん
[左下写真]中学生たち全員で合唱

(広報室)