家政教育専攻の学生6人が制作に携わった,豊中市の若者を対象とするライフデザイン支援情報誌『豊中で大人になることを考えてみた。』が,2月に刊行されました。 同誌は,豊中市に住む若者が将来像を描くヒントになるよう,多様な生き方や価値観を盛り込んだ情報誌です。豊中市役所と,地域密着型の生活情報誌を発行するサンケイリビング新聞社,そしてライフデザインを専門領域とする本学家政教育講座の小崎恭弘准教授との協働連携により誕生しました。その中で学生らは,誌面の企画・取材・編集に参画し,「人生の先輩たちに聞いてみた」と題して,サラリーマンから独立してそば屋を開業した男性,専業主婦をしながら地域活動に貢献する女性など,さまざまなライフデザインを営む 6人の社会人を取材しました。 家政教育専攻3回生の壷井恵実佳さんは,看護師として働きながら2人の子どもを育てる女性にインタビューしました。「話を聞いて,想像していたよりも仕事と家庭の両立が大変だということを実感しました。それでも,天職をつかみ,子どもたちの存在を生きる活力とする姿に,わたし自身もこんな充実した人生を送りたいと思いました」と良き手本に刺激を受けていました。家庭科の教員になるのが夢だと語る壷井さん。同誌のノウハウを活用し,「授業で地域に住む人々に講演してもらい,身近な先輩たちの生き方に学ぶサポートをしたい」と独自の授業づくりに思いを馳せました。 同誌は,同市こども政策課で配布しており,市立図書館などでも順次閲覧・配布する予定です。
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/kosodate/kosodate/lifedesign_info.html
[左写真]完成した『豊中で大人になることを考えてみた。』を手にする壷井さん[右写真]平成27年8月に開催された同誌制作のためのワークショップ
(広報室)