本学が提携しているクイーンズランド大学(オーストラリア)のInstitute of Continuing & TESOL EducationからCeara McManus教授を講師に招き,CLIL(*)をテーマとする特別講義が,2月15日(月)から19日(金)の5日間,実施されました。英語教育講座とグローバル教育センターの主催による同講義には,本学の学生及び教職員を含めた20人以上が参加しました。 CLILでは,Content・Language・Learning skillsの3つの目標を柱に,目標言語を通して教科の内容を教えます。母語習得の過程を辿っていることや,学習者の学習意欲を高めることができるなどの特徴から,CLILは現在多くの英語教育者の関心を集めています。 同講義はグループワークやペアワーク中心で行われ,CLIL型の授業で用いられるアクティビティがたくさん紹介されました。アクティビティは,言葉,内容,学習スキルのそれぞれを伸ばすことを目的に,ペアやグループワークを通したゲーム形式で行われ,受講者は学びの中で,どのように授業内で活用できるか意見を交わしました。受講者には英語教育を専門とする学生も多くいましたが,「別の教科を英語で教える方法はとても新鮮で,大いに参考になった」といった感想が多く寄せられました。最後に修了証明書の授与式が行われ,5日間の特別講義は幕を閉じました。(*)CLIL…Content and Language Integrated Learning:内容言語統合型学習の略称。学術内容(社会や理科などの教科ないしは時事問題や異文化理解などのトピック)と言語(実質的には英語)の両方を学ぶ教育方法。
[左写真]Ceara McManus教授による講演の様子[右写真]CLILによる体験的学習
(英語教育講座)