教員養成課程海外教育実習体験プロジェクトの一環として台湾・国立高雄師範大学附属学校で実施した研究授業および観察実習の報告会を,11月11日(水)に柏原キャンパスで開催しました。研究授業をした実習生III期生(大学院2回生)と,観察実習をしたIV期生代表(同1回生)のほか,海外教育実習体験実施WGメンバー,教員養成課程所属教職員,大学院生など22人が参加しました。 実習生による司会進行のもと,最初に伊藤敏雄教員養成課程長が挨拶と実習の総評を述べ,次いで実習生が班ごとに報告しました。 III期生は,授業の展開をふり返ったり,教材や授業で台湾の子どもたちが制作した作品の写真等を示したりしながら,言語・文化が異なる状況で授業をするために工夫したこと,研究授業に向けた1年間のプロセスで学んだことなどを報告しました。また,持参したパソコンが授業直前に壊れるなど,実習遂行時に思わぬトラブルに遭遇し,慌てながらも臨機応変に対応して乗り越えたことや,慣れない環境でICT教材を利用する上で注意しなければならないことの説明もありました。どの班も,入念な事前準備と,年度を重ねて蓄積された知識を共有してきたことが成果に結びついており,参加者は熱心に聞き入っていました。 続いてIV期生代表が観察実習から学んだことを報告し,「先輩方の報告から得た知恵や教訓を活かし,しっかりと準備して研究授業に臨みたい」と来年度に向けた意気込みを語りました。
[左写真]挨拶と総評を述べる伊藤教員養成課程長[右写真]III期生による報告
(教員養成課程)