トピックスバックナンバー(2011年~2020年)

2020.11.09

連合教職大学院と堺市教育委員会と連携した遠隔授業が始動

 連合教職大学院では,堺市教育委員会と連携して,平日の夜間に天王寺キャンパスで開講している授業を,堺市教育センターに遠隔授業として展開する取組を今年度の後期より始動しました。
 この取組は,堺市の教員や指導主事への自主研修の機会の提供を目的とし,堺市からは17名が参加しています。遠隔授業は,双方向ビデオ会議システムを活用し,受講者と天王寺キャンパスの授業担当者・受講者が同期的にコミュニケーションを繰り広げ,教育実践課題の解決に資するアイディアについて交流します。また,堺市教育センターには,授業補助を担当するファシリテーターを配置し,遠隔授業を円滑に実施できる体制を整えています。
 遠隔授業として実施している授業科目は,「学校に対するコンサルテーション(スクールリーダーシップコース教育委員会指導主事プログラム科目)」と,「カリキュラム・マネジメントの理論と実践(研究科共通科目)」です。どちらの授業も受講者同士の話し合いの時間を多く設定し,新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮しながら,活発な意見交換がなされています。
 例えば,「学校に対するコンサルテーション」では,「Google Jamboard」と呼ばれるデジタルホワイトボードを活用し,各グループでまとめた意見を両拠点の参加者全員で共有しました。また,「カリキュラム・マネジメントの理論と実践」では,Zoomのブレイクアウトセッションという機能を活用し,天王寺キャンパス,堺市教育センターでの受講者,Zoomによるオンライン上での受講者ごとに複数のグループに分かれ,意見交換を行いました。
 堺市の受講者からは,「色々な人と交流ができることを期待している」「授業を受ける側になることは普段あまりない。この立場を楽しみたい」「ともに学ぶ仲間がいることが嬉しい」といった声がありました。
 なお,堺市の受講者のうち,科目等履修生として申請した方については,授業を担当する本学教員の評価で,本学大学院連合教職実践研究科の単位が授与されます。

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(天王寺地区総務課)