本学は，山東芸術学院と学術・文化交流を推進し，両機関の間の交流関係と相互理解に基づく協定を9月7日（月）に締結しました。美術・書道教育部門 出野文莉准教授が山東芸術学院書法学院成立の際に訪問し，顧亜龍院長と本学との交流活動について話し合ったことがきっかけで本協定の締結に至り，今後両校の相互の短期・長期の留学が可能となりました。 山東芸術学院の書法学院は現在，学部生は95名，修士課程の院生40名，教員10名です。学院がある山東省は，王羲之・顔真卿の故郷である臨沂や孔子廟のある曲阜や泰山など中国書法の名跡が多く，孔子廟内にある曲阜碑林には漢魏六朝碑が多く収蔵されており，そういった書の史跡を見学できる貴重な環境に恵まれています。 この協定の締結を受けて，出野准教授は「中国の素晴らしい書家に本格的な書法技術を学ぶことや，書法学院の学生たちや教員と交流しグローバルな視野を持つことは，将来書道の教員をめざす本学の学生にとって誠に大切なことと思われます。美術・書道教育部門では，山東芸術学院との交流を重ね，今後さらに質の高い書の研究や教育内容の構築ができるよう共に努力したい」と述べました。
山東芸術学院（中国 山東省）
（美術・書道教育部門）