大規模地震を想定した防災訓練を11月6日(水)に柏原キャンパスで実施しました。大阪府東部を南北に延びる生駒断層帯を震源とする震度6強の地震が授業中に発生したことを想定し,教育協働学科棟,事務局棟内にいる教職員ならびに学生約230人が参加しました。 地震発生後ただちに栗林澄夫学長の指示のもと災害対策本部を設置し,被害状況の情報収集,学生の避難誘導,負傷者の救護・搬送,消防署への通報と車両誘導,車いす利用者の避難,初期消火,危険防護,避難者への備蓄品給付,緊急放送に係る訓練を行いました。 現在,本学では緊急事態発生時の判断を導き,行動を促すために事前に準備しておく指示書である「アクションカード」の整備に取り組んでおり,今回初めて教員が実際にアクションカードを使って学生の避難誘導にあたりました。 訓練直前まで,防災特別授業を行っていた防災等対策委員会委員の豊沢純子准教授は,「アクションカードを使った初めての訓練であったが,この取組みを通じて課題を洗い出し,訓練を重ねることで,落ち着いて多様な状況に対応できるよう防災対策の改善につなげていくことが重要」と訓練を講評しました。 本学では,この訓練での課題を洗い出してアクションカードを改善し,今後講義室に順次配置して,災害への対策を図っていく予定です。
アクションカードを使った情報の伝達
水消火器を使った消火訓練
備蓄品(乾パン)の配布
防災特別授業の様子
(総務課)