陶芸を研究する学生が「チャリティ陶器市」を開催

2021.01.04

陶芸を研究する学生が「チャリティ陶器市」を開催

 美術・書道教育部門の谷村さくら特任准教授が担当する窯工研究室の学生が,「チャリティ陶器市」を柏原キャンパスで12月23日(水)に開催しました。
 これは,本学が柏原キャンパスに移転統合する以前の池田分校の時代から行われている取組で, 約40年にわたり同研究室の学生間で引き継がれているものです。研究室の学生が卒業制作の練習として制作した陶器を販売し,得た収益は「歳末たすけあい募金」や日本ユニセフ協会に寄附してきました。
 当日は,本学の学生及び教職員約80名が会場を訪れ,様々な形,様々な色合いで表現された陶器を見て,気に入ったものを購入していきました。
 研究室の学生は,「自分が丹精込めて作った作品を誰かが気に入って使ってくれることは,作り手として大きな喜びです」「ものづくりは,作る楽しさと,使う喜びがあると思うので,大切に使って頂けたら嬉しいです」と述べました。
谷村特任准教授は,「毎年,学生が主体的に活動してくれることを頼もしく思っています。工芸作品は完成までにいくつもの過程がありますが,学生たちがその技術を習得する途中に生まれた作品には,いい意味での歪みや重みがあります。買って下さる方々と学生たちの間には作品を通して会話が弾むことも多く,とても有意義な時間だと思いますので,今後も続けていきたいです」と展望しました。
 例年同様,この取組で得た収益は,日本ユニセフ協会に寄附する予定です。

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2021年1月4日掲載
(美術・書道教育部門)