パイプオルガンの壮麗な音色が響く 第65回定期演奏会を開催

2021.12.07

パイプオルガンの壮麗な音色が響く 第65回定期演奏会を開催

 教育協働学科芸術表現専攻音楽表現コース学生らによる第65回定期演奏会を、11月16日(火)にザ・シンフォニーホールで開催しました。今回は世界で活躍する秋山和慶氏を、第62回定期演奏会以来となる2度目の客演指揮に迎えて行われました。
 開幕を飾ったラヴェル作曲『マ・メール・ロア』は、それぞれ主題の異なる5曲からなる組曲で、フルートの旋律が美しい短い曲や、東洋の雰囲気を表現した曲など、多彩な世界が展開されました。続くストラヴィンスキー作曲『火の鳥(1919年版)』では、王子が魔王から王女を救い出そうとするストーリーをドラマチックに描きました。最後はサン=サーンス作曲『交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付」』が演奏され、パイプオルガンとオーケストラの荘厳な響きがホールを満たしました。
 コンサートミストレス(指揮者の意図を汲み全体を主導する奏者)を務めた同コース4回生の才加志ひなのさん(バイオリン)は、「今年も定期演奏会を開催することができ、大変嬉しく思っています。感染症対策に気を配りながら、真剣に音楽と向き合い、練習を重ねました。由緒あるザ・シンフォニーホールで、そして何より秋山先生の指揮のもとで演奏できたことは非常に光栄でした。開催にご尽力くださった先生方や関係者の皆様に本当に感謝しています」と語りました。
 秋山氏はコンサート後、学生に向けたメッセージ動画の中で「オーケストラの学生さん、よく頑張ってくれました。とても良い演奏会になって大変嬉しく思っています。またご一緒させていただけたら大変幸福です。皆さん、これからもより良い音楽を作ることを大切にして頑張ってください」と、ねぎらいと激励の言葉を贈りました。

 

演奏の様子
秋山氏の指揮に導かれて美しい音を奏でる学生たち

『交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付」』の演奏
パイプオルガンとオーケストラのハーモニー

拍手に応える秋山和慶氏
演奏後、観客の拍手に応える秋山氏

2021年12月7日掲載
(広報室)