教職大学院生が台湾の学校でアバターを使用したオンライン授業を実施

2022.01.25

教職大学院生が台湾の学校でアバターを使用したオンライン授業を実施

 連合教職大学院で開講している授業「他地域教育実践演習Ⅱ」を受講する院生が、自身で構想した美術の授業を、1月14日(金)に、台湾国立高雄師範大学附属中学とビデオ会議システムを用いて行いました。
 他地域教育実践演習Ⅱの授業は、同じく教職大学院で開講する「他地域教育実践演習Ⅰ」において海外の教育について学んだ上で、海外他地域での授業を新たに構想し、実際に英語を用いて授業を行うものです。
 この授業を行った高度教職開発専攻教育実践力コース2回生の阪下真美さんは、昨年より小学生向けの美術の授業の準備を進めていましたが、新型コロナウイルスの影響により渡航を断念。実習協力先である同校とも相談の上、同校小学部の4年生を対象に、「アバターを作って大阪に行こう」と題した40分2コマの授業をオンラインで行いました。
 1コマ目として12月17日(金)に行った授業では、事前に阪下さんが他の院生とともに制作したアバターの作成方法を説明する動画を台湾側が視聴し、台湾の子どもたちは自分の分身となるアバターを作成し、日本側に送付しました。
 2コマ目となる1月14日(金)の授業では、事前に日本側が作成した子どもたちのアバターが大阪観光をする動画や静止画のコラージュ作品を、オンラインを通じて台湾の子どもたちとともに視聴しました。その後の質問タイムでは、子どもたちからアバターが旅した場所に関する質問などが投げかけられました。
 台湾の子どもたちは、アバター作りに積極的に取り組み、動画や作品の中に自分が作成したアバターを発見すると、歓声をあげる姿も見受けられました。

 


授業をする阪下真美さん(中央)とアシスタントする大学院1回生の金田和也さん(左)と加藤正樹さん(右)


台湾の子どもたちが作成したアバターの元案


授業を受ける台湾の子どもたち

2022年1月25日掲載
(高度教職開発部門)