附属学校園の教員を対象に「研究のイロハ相談会」を開催

2023.07.21

附属学校園の教員を対象に「研究のイロハ相談会」を開催

 附属学校統括機構(*)が、附属学校園の教員を対象とした「研究のイロハ相談会」を、7月7日(金)から7月12日(水)の期間に天王寺、池田、平野の各地区で開催しました。今回、計18名の附属学校園の教員が参加し、10名の大学教員が協力しました。
 この相談会は、「個人研究に関心はあるが、何から手をつけていいかわからない」「科学研究費補助金(奨励研究)へ応募したいが、ハードルが高そう」といった、附属学校園教員が持っている疑問・不安を解消する相談の場として、また大学教員と附属学校園教員とのつながりをつくる場として、令和3年度から実施しているものです。

 各地区の相談会では、科学研究費補助金(奨励研究)の概要説明を行い、附属学校園教員の研究に対する疑問に大学教員が答える時間を設け、それぞれ助言を行いました。
 附属学校園教員の「担当する授業と研究をどう繋げるのか」という問いに対し、「授業の中でこんな工夫をするとどうなるかという仮説を立てて、検証をしてみることが研究になる」といったアドバイスがありました。

 参加した附属学校園教員からは「大学教員や他校種の教員と研究に関して意見交換ができ、研究について考える貴重な機会となった」「具体的な科研費獲得のコツを聞けて良かった」などの感想が寄せられました。

 

 *附属学校統括機構…令和2年度に円滑な学校園の運営、指導、教育、研究及び学校安全等の充実を図るとともに、大学部局との連携強化に取り組むことを目的に大学と附属学校園をつなぐ組織として設けた機構で、この機構のもとに高等学校3校舎を含む11の附属学校園(小学校:3校、中学校:3校、高等学校:1校3校舎、特別支援学校:1校、幼稚園:1園)を設置しています。令和5年度より大学教員による教育研究支援チームを構成し、附属学校園教員の教育研究活動の支援強化を図っています。

附属学校園について

 


池田地区での相談会の様子


広谷博史附属学校統括機構長による科研費の概要説明の様子

(附属学校統括機構)