みらい教育セミナー「特別支援教育の現状と展望~子どもと家族を支える産学官連携~」を開催

2024.05.20

みらい教育セミナー「特別支援教育の現状と展望~子どもと家族を支える産学官連携~」を開催

 みらい教育セミナーの第1弾「特別支援教育の現状と展望~子どもと家族を支える産学官連携~」を天王寺キャンパスのみらい教育共創館で、4月21日(日)に開催し、全国から対面とオンライン合わせて113名が参加しました。
 本セミナーは、特別支援教育における新しいつながりを提案・議論し、子どもと家族、そして地域を支える産学官連携のあり方を考える事を目的に企画したものです。

 初めに、特別支援教育部門の平賀健太郎教授が開会挨拶・趣旨説明を行い、第一部として同部門の大内田裕教授と本学みらい教育共創パートナー(*)である株式会社LITALICO の安原健朗執行役員学校教育事業部長から本学の特別支援教育領域の産学連携をテーマに現状報告がありました。続いて、西牧謙吾客員教授(日本大学文理学部教育学科任期制教授、国立病院機構新潟病院子どもの心のケア研究室長・小児科医長)が「医療から見た特別支援教育への期待」をテーマに特別支援教育における新たな視点からの不登校支援等について講演しました。

 第二部ではシンポジウムを行い、同部門の早野眞美特任教授の進行により、水野治久副学長、保護者の立場から山本博子氏、大阪府立刀根山支援学校の船木雄太郎養護教諭、大阪市教育委員会事務局指導部教育活動支援担当生活指導グループの関谷茂俊首席指導主事らが、それぞれの立場で多様な視点から考える、発達障がい支援の新しい可能性について話題提供を行いました。その後、西牧客員教授がそれぞれへのコメントを送り、不登校等に悩む子どもたちへの支援体制強化、相談機能充実、産官学連携による情報共有の重要性の提言をもってシンポジウムを総括しました。

 セミナーを終え、早野特任教授は「今回のセミナーが、特別支援教育における産学官連携の重要性を再認識し、新装なったこのみらい教育共創館において新たな視点で個別に様々ニーズのある子供たちへの支援の新しい可能性を探る貴重な機会となった」と述べました。

 *みらい教育共創パートナー…教育に関連・関心があり、大阪教育大学とともに、セミナー等のイベントを通じて未来の教育のあり方を構想する法人パートナーのこと

 


講義の様子(西牧客員教授)


シンポジウムの様子

 

(天王寺地区総務課未来教育共創戦略担当室)