中国の天津大学と、このたび大学間交流協定を締結しました。天津大学と本学は、これまで美術教育を中心とする分野で交流を重ねてきています。天津大学王学仲芸術研究所の徐小栄特任教授が来学され、協定書を取り交わしました。
 天津市は中国の首都北京の南東部に位置する大都市で、古い歴史のある都市のひとつです。協定の締結によって、書道および美術分野を手掛かりに、大学間交流が一層活発になっていくことを期待しています。

徐小栄特任教授(右)との記念写真

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2018年問題を考える

 6月27日、読売新聞社主催の「大学関西フォーラム懇話会」に参加してきました。日本の人口が急激な減少期に入り、大学進学者の数も際立って減少し始める2018年は、日本の教育のあり方に大きな変革を迫る年となることから、「2018年問題」と呼称されて、注目を浴びています。そうした環境の中で、受験生については論理に基づいて思考する能力が弱ってきていることを自覚し、対応を図ること、大学については明確な個性を主張できる大学にしていくための施策を実行することの重要性について指摘があり、今後の日本の姿を考える上でも大きな課題であることを改めて感じました。

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 これからの学校教育を支援するため、人材の育成をサポートし、新たな研究分野の構築をめざす「日本教育支援協働学会」が設立されました。6月2日、創立総会と創立大会シンポジウムが東京学芸大学で開催され、私も副会長の一人として参加してきました。
 本学は平成29年4月に行った学部の組織改革の中で、教養学科を教育協働学科に改組し、「チーム学校」の一員として学校教育を支援する人材の育成に取り組んでいます。新たな学科の入学生が初めて卒業する3年後には新しい修士課程の設置が必要だと考えていますので、今回結成した学会をそこに向かう核の一つとして位置付けることができたら有り難い、と考えています。今後、多くの学生、研究者の皆さんと議論できることを楽しみにしています。

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名誉教授の称号授与

 4月17日、定年退職される教授職の教員のうち4名の方に、名誉教授の称号を授与させていただきました。
 本学では名誉教授の称号授与資格について規程があり、基本として教授職に16年以上在職(相当換算期間を含む)した方が有資格者となります。従って、名誉教授になられた教員の皆さんは、長年にわたり本学の教育研究に貢献された先生です。大学としては、これまでのご苦労に感謝するとともに、大きな変革期を迎える国立大学法人としての将来に向けた取り組みにアドバイスをいただくことを期待しています。

名誉教授称号授与式集合写真

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入学者を迎えて

 学部・大学院合わせて1200人を超える学生を迎えて、今年も大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で4月5日、入学式を挙行しました。本学には附属学校園も11校ありますので、それらの生徒たちを加えると、全体としておよそ2500人の新入生を迎え入れていることになります。
 日本の教育は、いま大きな変革の時を迎えています。教育の根幹を定めている学校教育法の改正、学校現場の教育の方向を規定する学習指導要領の改訂、学校教員の在り方を位置づける教育公務員特例法の改正等が矢継ぎ早に行われ、教育全体の姿が大きく変わろうとしていることを印象づけています。
 こうした時期に多くの入学者を迎え入れ、教育の質の確保と高度化へ向けた取り組みを展開することに、大学として使命感を感じていますし、日本の未来を作り出していく人材を養成できることに大きな期待をも抱いています。
 大阪を中心とする広域的な関西エリアの社会に貢献できる人材の育成に、これまでにも増して、熱意を持って取り組んでいきます。

平成30年度入学式

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 3月26日大阪国際会議場(グランキューブ大阪)において、教員養成課程487名、教養学科365名、第二部78名、特別専攻科32名、修士169名、連合教職大学院34名の卒業生、修了生の皆さんに学位記、修了証書をお渡ししました。
 世界はいま大きな変革期を迎えています。多くの卒業生が教員として赴く学校現場でも、民間企業で働く方や公務員になる方の職場でも、これまでには考えられなかったような複雑で困難な対応を迫られる可能性が大きいと考えています。しかし、巣立っていく皆さんは培ってきた基礎力を信じて、新しい課題に率直に向き合ってほしいと思います。「人にまっすぐ」という大阪教育大学のスローガンを胸に抱いて、これからの困難を乗り越えてください。
 巣立っていく皆さんに心からのエールを送ります!

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 大阪市と本学は、2月21日に大阪市役所において、教育の充実と学校現場のサポート体制の強化、教員の育成と現職教員への研修機能の強化等を目指す協働の取り組みのための包括協定を締結しました。大阪市は義務教育を中心とする教育に関して、地域や貧困などの環境の違いによる格差をなくすために教育面のサポート体制が必要であると考えています。そうした問題への対応として、大阪市内の天王寺にキャンパスを設けて多くの学校教員を養成している本学と協働、連携し、活動を活性化することで解決策を見出していきたいという意向です。
 方策の第一弾として、天王寺キャンパスの教職大学院に、大阪市の資金提供に基づく「大阪市教員養成協働講座」を設置し、優秀なミドルリーダーの育成を図ります。また、教員養成課程の学校インターンシップ、平成29年度に設置した教育協働学科におけるコラボレーション演習など、学校現場で行う実習活動を通じて、大阪市の学校支援を行います。大阪市の学校現場の教育サポートの強化と教員の力量アップにつながる今回の取り組みは、教員養成領域における全国で初めての取り組みであり、今後のモデル事業となるとともに、関西の広域的な教育支援の中核にもなると考えています。
 これらの取り組みを通じて、格差や貧困の連鎖を断ち切り、子どもたちの多様な未来を拓くことのできる教育人を育てていきたいと思います。

調印式で握手する吉村洋文大阪市長と栗林学長

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 教員採用試験や企業就職へ向けてのサポート体制の中心となるキャリア支援センターを、事務局棟の中から大学会館へ移転し、開所式を2月15日に行いました。これまでより大幅に広いスペースを用意して、利用する学生たちの利便性を高めることができました。新しいキャリア支援センターは、共通講義棟から食堂に至る学生たちが一番頻繁に行き交う動線に面した場所にあり、気軽に立ち寄ってもらえることを期待しています。施設もリニューアルしていますので、使い勝手も良くなったと思います。資金面でご協力いただいた教育振興会、同窓会「天遊会」には、深く感謝いたします。人材育成をこれまでにも増して真剣に行って、成果を認めて頂けるように努力したいと考えています!

キャリア支援センター開所式のテープカットの様子

新キャリア支援センターの室内

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センター試験

 年が改まり、いつも通りの会議をこなしている間に、センター試験の日を迎えてしまいました。受験生を迎える試験場を運営する側の一員として、毎年朝5時前には起床して出勤し、準備にあたるので、心も改まる年の初めの行事です。今年は、受験生数が多く、58万人程度となることや、北陸や東北、北海道で降雪量が多く、試験開始時刻の繰り下げが行われた事等がニュースとして流れています。大阪教育大学への入学者の中には、数が多いわけではありませんが、積雪の多い北陸地方の人もいます。そういう人たちも含め、志望してくれている受験生の皆さんが、持てる力を最大限発揮できるよう祈っています。

 センター試験の受験生の中で浪人生の占める数が例年になく多いことも、話題の一つとなっています。偶然の現象なのでしょうが、高大接続の観点から、センター試験の実施と並行して準備の進む新共通試験が始まる前に大学へ滑り込みたいという、焦りにも似た思惑の現れなのかな、と詮索してしまいそうになります。浪人生にもおみくじで言う「吉」が出ますように!

センター試験応援画像を表示したデジタルサイネージ

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年頭雑感

 新年を迎え、おめでたい出来事を挙げたい!大阪教育大学が連携協定を結んでいるサッカーチーム・セレッソ大阪が天皇杯優勝!おめでとうございます!ささやかですが、お祝いの花を送らせてもらいました。今年も頑張ってファンの期待に応えてください。

 年頭に当たり、バチカンのローマ法王が昭和二十年の長崎への原爆投下後、被爆により亡くなった幼い弟を背負い紐で背中に背負い、火葬の順番を待つ少年の写真をカードに印刷し、「戦争が生み出したもの」というタイトルのもとに広く世界に配布するように指示したとのニュースが流れました。北朝鮮をめぐる戦争の危機論が盛んに語られますが、戦争の原理的な悲惨さを忘れることがあってはならない、と強く感じます。

 様々な情報があふれる昨今ですが、平和に過ごせる一年でありますように!

セレッソ大阪のペナントを手に笑顔の栗林学長

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