エッセイ

  • 3本の鉛筆
    小学校
    2020/07/27
    もう30年も前のこと。初めての担任は小学校3年生でした。泣いたり笑ったり、毎日元気いっぱいの子どもたちと一緒に、楽しい日々を過ごしていました。  クラスの中に、A君という小柄で坊主頭の男の子がいまし[...]
  • 職場体験学習での再会
    保育園
    2020/07/14
    鏡に映ったアラフォーの老け顔を見て、「イケメン先生」と呼ばれて人気者だったあの頃が懐かしいなぁと時々思います。保育士として勤務し始めたのは今から10数年前。人気があれば実力も伴うという都合の良い話があ[...]
  • 合唱コンクール
    中学校
    2020/07/13
    10月に入り、今年も合唱コンクールの練習が始まった。3年生にとっては中学校生活最後の大イベント。どのクラスも熱が入る。  我が3年5組の級長はA男。運動も勉強もよくでき、音楽も得意である。合唱コンク[...]
  • 教師冥利に尽きること
    大学(短大・大学院含)
    2020/07/13
    私は、教員養成系大学(数学科)の出身です。曲がりなりにも数学の研究ができるようになったのは、言うまでもなく大学院で作用素環の大家であるN先生に師事したからです。先生は世界と競う作用素環のゼミナール以外[...]
  • 思いがけない年賀状
    大学(短大・大学院含)
    2020/07/13
    今年のお正月、初めての人から年賀状がきた。今から22年前、私が着任した年のフランス文学の講義に出席していた、他学科の学生さんである。 当時、その学科からは「フランス語に興味がある」ということで二人の[...]
  • 言葉の重み
    高等学校
    2020/07/07
    令和元年10月、創立100年を超える伝統校で教頭を務めていた私は、同窓会県外支部の総会に参加することになりました。この高校では約30年ぶり2度目の勤務であり、前回の在籍当時の教え子と再会できる可能性は[...]