エッセイ

  • 恩師への手紙
    2020/08/24
      先生と出会って今年で6年目になります。出会った日は高校の入学式でした。見た目が厳ついから怖いのかなと思っていましたが、話すとすごく優しくて生徒想いな先生でした。生徒のことを常に考えてい[...]
  • 恩師への手紙
    2020/08/24
      中学生の時の私は、幼いころから抱いていた夢に「私がなりたいのは本当にこの職業なのだろうか」という疑問を抱くようになっていました。そんな時、新任教師として私たちの学年に配属された先生は、[...]
  • ささやかな役得
    大学(短大・大学院含)
    2020/08/04
    教師が対人援助職であることをふまえれば、逆説的ではあるが、教師冥利に尽きる瞬間にその教師自身がこの上なく幸福であるとは限らない。この上なく幸福であると感じられるのは、その教師が教師として関わる他者の幸[...]
  • 3本の鉛筆
    小学校
    2020/07/27
    もう30年も前のこと。初めての担任は小学校3年生でした。泣いたり笑ったり、毎日元気いっぱいの子どもたちと一緒に、楽しい日々を過ごしていました。  クラスの中に、A君という小柄で坊主頭の男の子がいまし[...]
  • 職場体験学習での再会
    保育園
    2020/07/14
    鏡に映ったアラフォーの老け顔を見て、「イケメン先生」と呼ばれて人気者だったあの頃が懐かしいなぁと時々思います。保育士として勤務し始めたのは今から10数年前。人気があれば実力も伴うという都合の良い話があ[...]
  • 合唱コンクール
    中学校
    2020/07/13
    10月に入り、今年も合唱コンクールの練習が始まった。3年生にとっては中学校生活最後の大イベント。どのクラスも熱が入る。  我が3年5組の級長はA男。運動も勉強もよくでき、音楽も得意である。合唱コンク[...]
  • 教師冥利に尽きること
    大学(短大・大学院含)
    2020/07/13
    私は、教員養成系大学(数学科)の出身です。曲がりなりにも数学の研究ができるようになったのは、言うまでもなく大学院で作用素環の大家であるN先生に師事したからです。先生は世界と競う作用素環のゼミナール以外[...]
  • 思いがけない年賀状
    大学(短大・大学院含)
    2020/07/13
    今年のお正月、初めての人から年賀状がきた。今から22年前、私が着任した年のフランス文学の講義に出席していた、他学科の学生さんである。 当時、その学科からは「フランス語に興味がある」ということで二人の[...]
  • 言葉の重み
    高等学校
    2020/07/07
    令和元年10月、創立100年を超える伝統校で教頭を務めていた私は、同窓会県外支部の総会に参加することになりました。この高校では約30年ぶり2度目の勤務であり、前回の在籍当時の教え子と再会できる可能性は[...]
  • なわとび1万回への挑戦
    小学校
    2020/06/30
    小学校の卒業文集に6年間で一番の思い出を書くと、そのほとんどは6年生のときの思い出になります。また、そのうちの半分くらいは修学旅行の思い出になります。でも、自分が6年生以外の学年を担任した子供たちが、[...]