HATOプロジェクトの一環として平成２５年から着手した『教職基礎体力を備え国際感覚に優れた教員の養成充実に向けた改革』では，大阪教育大学「外国語学習支援ルーム（Global Learning Community）」を中心に学生の自律的な外国語学習を支援する体制の構築に取り組んでいます。 ＧＬＣでは，学生の外国語学習支援に関するさまざまな活動を展開していますが，そのうちの１つにＨＡＴＯ構成大学や大阪府立高校などでの出前授業があります。このジョン・トムセック特任准教授の授業は，たいへんユニークで，受講した生徒や学生からは「いわゆる講義スタイルとは違い，参加型の授業なので，入り込みやすく，多くのことを吸収できました」 や 「90分の英語の授業を楽しく感じたのは初めて」といった声が寄せられています。 そこで，このたび，同氏から現職の学校教員や教員を目指す学生の皆さんに，小学校における外国語（英語）活動を成功させるノウハウを伝授し，自ら実践してもらう本ワークショップを企画いたしました。皆様には，参加者同士の意見交換を通じて，さらに良いアイディアを磨いていただけると幸いです。 なお，当日午後からは，「CLIL授業創りと教師の授業力－フィンランド（EU）の実践例から－」も開催されますので，こちらも是非，御参加ください。 ※ HATOプロジェクト 文部科学省国立大学改革強化推進補助事業として，国立の大規模教員養成系４大学（北海道教育大学・愛知教育大学・東京学芸大学・大阪教育大学）が連携して新たな教員養成プログラムを開発し，全国に発信することを目的とするプロジェクト。「HATO」は４大学の頭文字をとったもの。
インターネット上では，何百という小学校英語のためのゲームや活動例を見つけることができますが，あなたのクラスにあったものを見つけるのは容易ではないでしょう。 英語の授業を考案或いはデザインする際に，最も重要な事柄として何を考えなければいけないでしょうか？ このワークショップでは，授業を考える際に忘れがちな４つの基本要素に焦点を当てていきます。これら4つの基本要素を私は4つの秘訣と呼んでいますが，それらを知ることで，先生方は御自分のクラスにぴったりのゲームを見つけ，授業をデザインできるようになるはずです。 ワークショップは，先生方と私，或いは先生方同士で遣り取りをしながら，早いテンポで進めていく大変楽しいものです。アイディアを分かち合ったり，いろいろな活動にチャレンジしたり，自らの授業を分析的に振り返っていただける内容になっています。
John Tomecsek Ⅲ インターナショナルエデュケーター。 日本の幼稚園・小学校・中学・高校・大学で14年間，幅広い年齢層への指導経験を持つ。奈良の曽爾村，天理市の公立小学校で英語を指導。また，奈良県教育委員会，奈良県教育研究所，小学校英語教育学会，文部科学省「学び直しプログラム」で小学校英語教育トレーニングセミナーを行う。 現在は，大阪教育大学外国語学習支援ルームの専任教員として，チームスタッフとともに学生の語学力の向上，留学に向けた準備指導などを行い，グローバル社会で活躍する人材育成を目指す。 ＜研究分野＞ 国際理解，グローバル社会で活躍する人材育成教育 ＜研究発表＞ スペイン セルビア ／ アメリカ ワシントン
ジョン トムセック サード 大阪教育大学特任准教授
■日時 平成２７年１０月２５日（日）１０時００分～１１時４５分 ■場所 大阪教育大学天王寺キャンパス中央館２階・２１４講義室 ＪＲ大阪環状線「寺田町駅・南口」下車・徒歩約５分 又は 天王寺ターミナルから徒歩約１０分
こちらのエントリーフォームからお申し込みください。「HATOワークショップ2015の申込受付は終了いたしました。」 ただし，定員（＝５０人）に達し次第，締め切らせていただきますので，予め御了承願います。
（！）当日は，動きやすい服装・履物でお越しください。 ※ 講演・アクティビティは，易しい英語を使用します。
※ 午後１時１５分から同キャンパスにて「CLIL授業創りと教師の授業力－フィンランド（EU）の実践例から－」が開催されますので，こちらの方も是非，御参加ください。
「ＨＡＴＯワークショップ２０１５」に関するお問い合わせは，大阪教育大学ＧＬＣ（glc@cc.osaka-kyoiku.ac.jp） までお願いします。