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2021.02.05

附属天小の児童が自由研究・作品コンクール3年連続4度目の最優秀賞を受賞

 私たちの暮らしとつながりが深い海と魚について考える第39回「海とさかな」自由研究・作品コンクール(朝日新聞社,朝日学生新聞社主催,日本水産協賛)において,附属天王寺小学校5年生の佐々木琳史(ささき・りんと)さんが,最優秀賞の1つである朝日学生新聞社賞を受賞しました。
 佐々木さんは,幼稚園の時に水族館で「ちんあなご」を初めて見て以来,その可愛さに魅了されたそうです。また,「ちんあなご」は,砂の中にもぐるために,へびのような形をしていることを知り,魚に興味を持ったそうです。それ以来,母親に買ってもらった図鑑を見て,いろいろな魚について調べてきました。本コンクールには1年生の時から,毎年応募しています。
 今年は昨年に引き続き,「創作部門」に応募し,「海の生きのこり大作戦」という絵本を作りました。佐々木さんは,図工も読書も大好きなので,絵本作りの挑戦は,今年で3度目になるそうです。
 昨年度受賞した絵本は,裏表両面から読み進める工夫を行っていて,左開きで読み進めると,小さな魚たちが巨大なダイオウイカやホホジロザメに立ち向かうストーリーとなっていました。また,右開きで読み進めると,「しんかい6500」が海の底を探索していき,最後には小さな魚に出会うよう,ストーリーが工夫されていました。
 対して,今年度受賞した絵本は,登場する海の生き物は,すべてモールで作り,海のようすは毛糸をつなげて表現しました。形や色にこだわり細かく作るために,1本ずつモールや毛糸を貼る作業には,多くの時間がかかりました。遠近感を出すために,魚や背景の大きさや重なりを工夫したり,臨場感を出すために,泳いでいる魚の大きさや向きを工夫するなど,「本物の海のようす」を表すことにこだわった自信作です。
 佐々木さんは「僕の将来の夢は,「しんかい6500」に乗って,海の底を調査する科学者になることです。もちろん,来年のコンクールにも応募する予定ですが,その構想については,まだ秘密です」と答えてくれました。
 なお,この3年連続4度目の最優秀賞受賞をとりあげた記事は,1月12日(火)発行の朝日新聞の朝刊(大阪 東部・河内)及び朝日新聞デジタルに掲載されました。

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2021年2月5日掲載
(附属天王寺小学校)