小崎恭弘教授による保育学の授業にて、神戸市立六甲道児童館館長の金坂尚人氏をゲスト講師に招き、「コマ遊び」と「光る泥だんご作り」の授業を7月10日(金)に柏原キャンパスで実施しました。
1限目の授業の前半では、日本と世界のコマの違いや、コマなど指先を使ってつまんだり回したりする遊びが幼児の集中力や力加減の発達に与える影響について学び、後半ではコマが回っている間だけ逃げたり追いかけたりできる「こまおに」を体験しました。参加した学生は手の上でコマを回したり、お皿やマグネットなどを使ってコマを持ち上げながら「こまおに」を楽しみ、集団遊びとしてのコマの楽しさを体験しました。
3限目の授業では、キャンパスにある土を使って光る泥団子作りに挑戦しました。光る泥団子を作るために、土に水を含ませて芯を作り固めた後、一度水につけて表面を溶かし泥でコーティングし、日陰で乾燥させ、さらさらの砂をまぶしてみがくという工程を行いました。その中で、どうすればもっと光るかや割れずに丸く作るにはどうすればよいかを考え、工夫することを通じて探究心の向上や達成感を育む、遊びとしての泥団子作りの魅力を学びました。
授業の中で金坂氏は「光る泥団子を作る中で割れてしまったり、うまく光らなかったりすることもありますが、子どもたちが一生懸命に取り組み、一つひとつできたことをほめてあげてください」と幼児教育における指導のアドバイスを送りました。
参加した学生からは「こんなに丈夫で、つるつるな泥団子を作れたのは初めてです。保育園時代に戻ったみたいな素敵な時間でした。 子どもの遊びを大人が本気で全力で取り組むのは楽しかったです」「童心に帰ったように夢中になって光る泥団子作りに取り組んでいました。 大きくなったからこそ手も器用になりましたが、 幼い頃にこの泥団子を作ろうとすると、かなり苦労したと思います」などといった感想が寄せられました。
ゲスト講師の金坂氏
こまおにの様子
光る泥団子
(健康安全教育系)