富田林市と「連携協力に関する基本協定書」を締結

2021.02.05

富田林市と「連携協力に関する基本協定書」を締結

 本学は,富田林市と「連携協力に関する基本協定書」を締結し,1月26日(火)に柏原キャンパスで調印式を執り行いました。
 当日は,富田林市から,吉村善美市長,山口道彦教育長,土井清美市民人権部部長,本学から,栗林澄夫学長,岡本幾子理事・副学長,新津勝二理事・事務局長,和田良彦副学長が出席しました。
 この協定は,富田林市と本学が教育等で連携し,相互の発展・充実に寄与することを目的としています。人的・知的交流を通じて地域に根ざした学びの機会を提供し,教員養成の充実及び教職員の資質向上を図るとともに,学校教育上の諸課題に適切に対応することなどが期待されます。
 調印式後の懇談会で,栗林学長は,「本学は,幼・小連携に取り組むことができる指導者を育てるため,幼児教育専攻と小学校教育専攻が共同で,幼小連携の研究を進めている。改革に必要な学校・教育委員会・大学間の連携については,大阪府は充実していると感じている」と話し,吉村市長は,「本市も,単なる統廃合ではなく,小中一貫校にチャレンジするなど,学校の地域拠点化というグランドデザインを描いている。学校という施設を中心にして,地域の人たちと一緒に子どもを育てたい」と語りました。
 新津理事は,「GIGAスクール構想で子どもが持つ端末は,クラウドをベースにして,一つのアカウントでシームレスにすべてのデジタル教材につながるという時代になっている。こんなに可能性を秘めた文房具はない。学習履歴をどう教育ビッグデータとして活用していくか,教員養成大学の底力を発揮するときにきている」と語り,それに対し山口教育長は「本市も,先進校として以前からICT教育に取り組んできたが,コロナ禍で,より一層端末を活用している。人的な支援も含めて取組をさらに推進していきたい」と述べました。

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2021年2月5日掲載
(学術連携課)