令和2年度防犯訓練(研修)をオンライン形式で実施

2021.01.14

令和2年度防犯訓練(研修)をオンライン形式で実施

 オンライン形式の防犯訓練(研修)を12月25日(金)に実施し,教職員184名が参加しました。
 元池田警察署署長で,本学の学校安全推進センターの客員教授でもある白須充弘氏を講師に招き,不審者が侵入した際の対応や,生徒や学生の薬物乱用を防ぐために教職員としてどのような支援ができるかについて講演しました。また,講演後には学校安全担当学長補佐・学校安全推進センター長の藤田大輔教授とのパネルディスカッションを行いました。
 不審者侵入対応については,凶器を持った不審者が侵入してきた場合に注意することや,心がけることについて,「さすまたで不審者を無理に取り押さえようとするのではなく,通報してから警察が到着するまでさすまた等でけん制し,時間稼ぎをすることが重要である。また,1人に対して複数人で対応することが重要である」と述べました。
 生徒や学生の薬物乱用を防ぐための教職員の支援の在り方については,「インターネットの普及により,薬物の入手が容易になっており,特に若年層を中心に広まっている。薬物に手を出してしまった生徒や学生は,周囲に相談しづらいため,身近にいる教職員や友人が異変に気付き,声をかけてあげることが重要である」と述べました。
 藤田教授とのパネルディスカッションでは,不審者の判断基準,平時からの警察との連携強化,生徒や友人が薬物を所持していることに気づいた場合の対応などについて討論しました。
 新津勝二理事・事務局長は,「不審者対応の際には教職員が一体となって複数人で対応することや,普段から地域や警察との情報共有や連携を強化しておくことが重要だと改めて実感した。また,柏原キャンパスにおける不審者侵入対策についても改善していきたい」と述べました。研修の参加者からは,「普段から不審者が侵入してくる可能性があるという意識を持っておくことが重要だと分かった」「学生を対象とした薬物使用の注意喚起は課題だと思った」などの感想が寄せられました。

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2021年1月14日掲載
(総務課)