小学校英語教科化に向けた免許法認定講習をオンライン実施

2021.01.05

小学校英語教科化に向けた免許法認定講習をオンライン実施

 中学校教諭二種免許状(外国語(英語))取得のための免許法認定講習が,11月21日(土)からスタートしました。
 これは,現職の小学校教員が英語の教員免許を取得するための講習で,中学校教諭二種免許状(外国語(英語))を得るために必要な単位を,3年間で履修します。小学校英語は,今年度4月から完全必修化し,3・4年生が週1コマ,5・6年生は週2コマの授業を受けることになりました。
 本講習は,文部科学省の委託事業で,小学校英語を高い専門性で指導する現職教員を育てること目的として,無料で実施しています。本学では,平成28年度からの1期目に40名,令和元年度からの2期目に40名が参加しています。受講生は,異文化理解や英語コミュニケーション,生徒指導・進路指導論などを,夏休み中や日曜日に学びます。
 2期目の2年目にあたる今年度は,新型コロナウイルス感染症対策のため,すべての授業をオンラインに切り替えました。オンライン講座への切り替えのため,10月にiPadやWi-Fiルーターを貸し出し,本学の修学支援システムMoodleやZoomなどの事前説明会を7回行いました。
 受講生は,11月21日(日)から3月7日(日)まで,10名の講師による7科目12授業を学びます。講習内容に応じて,オンデマンドで自分のペースで学ぶ形態や,Zoomを用いた同期型学習の形態を使いわけます。
 事前説明会と授業を担当した英語教育部門の橋本健一准教授は,「小学校の先生方もいつも以上にご多忙ですので,『負担は最少に,学びは最大に』を心がけて準備してきました。内容的に妥協しない講習をオンラインで提供できているのは,本学がこれまでに培ってきた教育システムと,労を惜しまずご尽力くださっているスタッフのおかげと思っております」と語りました。
 受講生からは,「今後の授業で扱う内容ばかりでありがたいと思っています。Zoomで学ぶのに不慣れな私でさえも多くの学びを得ることができました。ここまで準備していただき感謝の気持ちでいっぱいです」「異文化理解の中でも本質的でdeepな内容を扱ってくださりました。これからの多様な教育環境を見据えた素晴らしい内容になっていたと思いました」などの感想が寄せられました。

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2021年1月5日掲載
(学術連携課)