柏原キャンパスで事務職員を対象とした防災訓練を実施

2021.12.07

柏原キャンパスで事務職員を対象とした防災訓練を実施

 大規模地震の発生を想定した防災訓練を11月10日(水)に柏原キャンパスで実施し、役員及び事務職員約90人が参加しました。学生及び教員については、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、参集しての実地訓練は実施せず、防災に関する教材動画を視聴することで防災に関する知識を学ぶという形式で実施しました。
 事務職員による防災訓練は、当日の午前11時に生駒断層帯(*)を震源とした震度6強の地震の発生を想定したもの。訓練では、地震発生後に栗林澄夫学長の指示のもと災害対策本部を設置し、事務職員で構成される災害対策班が、キャンパス内の被災状況の収集、避難誘導、初期消火、負傷者の救護、消防・救急への通報などを行いました。より実践的な訓練を行うため、訓練の進行手順としてキャンパス内における負傷者・火災・損壊等の危機事象の情報は参加者に事前に知らせず、各災害対策班の要員が訓練の中で情報収集及びその対応を行いました。
 訓練後は、防災等対策委員会委員の豊沢純子准教授(健康安全科学部門)より「訓練は毎年新しい要素を追加しつつ、着実に進歩している。参加者一人一人の視点から気づいたことを訓練後に共有してほしい。ぜひ文字にして、情報を集約し、次の訓練に活かしてほしい」と講評がありました。また、柏原羽曳野藤井寺消防組合の消防司令からは「災害対策班の班長や要員が自らの任務を明確に理解しており、ビブスで他者にも分かるようにしていて良い。アクションカードの活用ができており、何を情報収集するかが分かりやすい。統制がとれており、完成度が高い訓練であった」と講評がありました。
 最後に、栗林学長は「例年であれば、学生・教員も防災訓練を行うが、感染症拡大防止のため職員のみとなってしまったが、次年度以降は大学全体で実施できれば良い。ブラインド形式で負傷者や災害に臨機応変に対応することは重要なので、このような訓練を引き続き実施して防災意識の向上に努めたい」と総括しました。
 なお、この防災訓練後には、今年度設置した防災トイレの組み立てのデモンストレーションも行いました。

*生駒断層帯は、大阪東部を南北に通る活断層帯のこと

 

 


対策本部の様子


災害対策本部への報告事項をまとめている様子


講評する柏原羽曳野藤井寺消防組合の消防司令


訓練の総括をする栗林学長


防災トイレを組み立てている様子

(総務課)
2021年12月7日投稿