6月27日(月)に、初等教育教員養成課程小学校教育専攻夜間5年コースの授業で、現役のスポーツコーチを招いて、「今知っておきたい、子どもたちの運動・スポーツ指導の実際」と題した特別講義を行いました。
この特別講義は、初等教育部門の橋元真央特任講師が担当する「体育科教育法」の受講生を対象に実施されたもので、全国180校舎展開する「biima sports(ビーマスポーツ)」のプログラム開発部・Advance推進室マネージャーの高畑拓海氏をゲストティーチャーに招き、学生たち約50人はbiima sportsが開発したスポーツ指導者育成プログラムに取り組みました。
講義では、はじめにbiima sportsの3人の人材育成チーム責任者・担当者主導のもとアイスブレイクが行われた後、「今知っておきたい、子どもたちの運動・スポーツ指導の実際 〜21世紀に活躍する教育者・指導者に必要なスキルとは〜」の講演がありました。その後、「子どもが学校の廊下を走ってしまうという課題をどのように解決するか」「小学校1年生の子どもたちの足を速くする15分プログラムを作ってみよう」などの実践により近いテーマのもと、学生らは3~4人1グループに分かれてグループワークを行いました。
グループワークでは、各テーマに対して、目的やゴールを達成するために、「現状を正しく把握し、適切な課題設定を行い、その課題に応じた解決策を立てる」といった課題解決のフレームを用いて議論を重ねました。その後、グループ内で検討した「解決方法」や「プログラム」の内容を発表し、それぞれの発表に対して、互いにフィードバックすることで、より深い学びにつなげることができました。
授業を担当する橋元特任講師は、「体育科教育でも、運動学習における個別最適な学びを実現する授業力・指導力が重要です。今回の講義で、『子どもたちの実態を把握』して、『実態に合った課題設定』を行い、『授業内容を構成する』観点を養うことができたことは、小学校教員をめざす学生たちにとって貴重な経験になったと思います」と総括しました。
取組の趣旨を説明する橋元特任講師
講義を行う高畑氏
アイスブレイク「非認知能力開発プログラム(絵の伝言ゲーム)」に取り組む学生たち(biima sportsで実際に取り組んでいるもの)
グループワークに取り組む学生たち(手前3人)とスポーツコーチ(奥)
(初等教育部門)