音楽表現コースオーケストラが3年ぶりにサマーコンサートを開催

2022.08.09

音楽表現コースオーケストラが3年ぶりにサマーコンサートを開催

 芸術表現専攻音楽表現コース学生らによるサマーコンサートが、7月20日(水)に柏原市民文化会館リビエールホールで開催されました。一昨年と昨年は新型コロナウイルスの影響で中止されたため、3年ぶりの開催となりました。
 コンサートは合唱とオーケストラ演奏の二部構成で行われました。前半の合唱は、普段オーケストラで楽器を演奏している学生たちも歌唱に参加。清澄な旋律の讃美歌、困難に正面から立ち向かう不屈の心を歌う「サッカーによせて」、優しさに満ちた愛の歌「心の瞳」など多彩な曲目を披露し、最後は会場全体を力強く鼓舞する「We Will Rock You」で締めくくりました。
 後半のオーケストラは、ドボルザーク作曲「序曲 謝肉祭」の活気あふれる演奏で幕を開けました。続くラベル作曲「ピアノ協奏曲 ト長調」では、音楽表現コース4回生の阪井彩花さんがピアノ独奏を務め、オーケストラとの掛け合いや、ピアノ単独での儚く繊細な調べなど、高い技術を要する全3楽章を見事に弾ききりました。最後はブラームス作曲「ハイドンの主題による変奏曲」の荘重な響きがホールを満たしました。
 阪井さんは演奏を終えて、「小さい頃から憧れていたピアノコンチェルトを大教オケと披露することができ、夢のようでした。指揮のヤニック・パジェ先生からの『あなたの感じるままに弾いて』という言葉に何度も助けられました。尊敬するラベルが織りなす色彩豊かな世界を皆様にお伝えできていたなら本望です。このような素敵な機会をくださった先生方をはじめ、コンサートに携わった皆様のご尽力に心より感謝します」と喜びを語りました。

 

合唱の様子
合唱は全8曲を披露(指揮:芸術表現部門非常勤講師 太田務)


オーケストラ演奏の様子(指揮:芸術表現部門外国人教師 ヤニック・パジェ)


オーケストラと息の合った掛け合いを見せた阪井彩花さん

(広報室)