中学生が重要文化財の民家で歴史・建築・生活を体験するイベントを開催

2022.08.10

中学生が重要文化財の民家で歴史・建築・生活を体験するイベントを開催

 科学のおもしろさを感じてもらうプログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス(*1)」を、7月24日(日)に開催しました。今回は、「重要文化財の民家で歴史・建築・生活を体験して民家を次世代にどうつなぐかを考えよう」をテーマに、中学生15名が参加しました。

 はじめに、参加者は、天王寺キャンパスにおいて、健康安全教育系の碓田智子教授による「重文民家を次の世代につなぐために」をテーマとしたミニ講義を受講しました。続いて、大阪市平野区に所在する歴史的建築物「奥田家住宅(*2)」を訪れ、重要文化財としての保全方法や建築の仕組みを学び、江戸時代の民家の暮らしを体験しました。

 参加した中学生からは、「普段、知ることのない古民家のつくりや、工夫や生活、そして保存・継続の努力を知ることができて、見方が変わりました」「今回、体験したことを通して、何か行動を起こしたいと思いました」などの感想が寄せられました。

*1 ひらめき☆ときめきサイエンスは、科学研究費助成事業により行われている研究を題材に、その研究の面白さや成果を小中学生や高校生にわかりやすく伝えることで、科学的好奇心を刺激して心の豊かさと知的創造性を育むことを目的としているプログラム。

*2 奥田家住宅は、大阪府大阪市平野区に所在する歴史的建築物。江戸時代から現存する歴史的背景から、1969年に表門や主屋等が国の重要文化財の指定を受けている。

ミニ講義の様子


古民家の建築模型の組みたて体験


前庭の整備を体験


奥田家住宅についてインタビューする中学生

(学術連携課)