ICT教育支援ルームの学生らがプログラミング教材の体験ブースを初出展

2022.11.29

ICT教育支援ルームの学生らがプログラミング教材の体験ブースを初出展

 ICT教育支援ルームに所属する学生らが、小学校プログラミング教材の体験ブースを、11月5日(土)に柏原市役所前の大和川河川敷公園で開催された第12回柏原市民総合フェスティバルで出展しました。

 このフェスティバルは、柏原市民総合フェスティバル実行委員会の主催で、「人と人とのふれあいづくり」「地域の活性化」をテーマに、市民、企業、教育機関、行政の協働により実施されるもので、本学も実行委員会の一員として例年参加しています。昨年度・1昨年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から開催されず、今回は3年ぶりに開催されました。

 今回、はじめて参加した学生らは、「Minecraft (マインクラフト)(*1)」の世界に再現した本学の共通講義棟を探検するコーナーと、プログラミングロボット「Root(ルート)(*2)」を使った迷路やお絵描き体験コーナーを出展しました。当日は約90人の子どもたちが参加し、学生らは、ブースを訪れた子どもたちにルールや操作を説明し、大にぎわいとなりました。

 学生らは、「従来にはない体験型のブースということもあり、参加してくれた子どもたちも楽しそうに体験をしてくれたので、入念な準備が実を結んだ形になったと実感しました」「子どもだけでなく、大人の方にもブースの様子を見ていただき、大学で活動している姿を見せることができ本当に良い機会でした」「大学生の企画が、子どものニーズに一致しているのかといった不安があったものの、子どもたちが自分で試行錯誤したり、ときには子ども同士で相談しあったりしながら、迷路やお絵描きに取り組んでくれて、とても嬉しかったです」などの感想が寄せられました。

 同ルーム長を務める理数情報教育系の尾崎拓郎准教授は「本学での活動の一部を柏原市民の方にお披露目する良い機会となりました。初等・中等教育機関におけるプログラミング教育の動向やGIGAスクール構想による児童生徒への端末貸与については、今の学校現場の実際と親世代での認識にまだまだかい離がある様相も、参加された方の話から伺うことができたため、社会への理解を促す意味合いからも、このような体験機会を通じて、より多くの方に今の教育現場の実情を知っていただく機会を作っていきたいです」と述べました。

(*1)Minecraft (マインクラフト)とは、3Dブロックで構成された世界を冒険したり、ブロックを使ってさまざまな物を作ったりすることができるゲーム。
(*2)Root(ルート)は、自分でプログラミングをして操作することで、プログラミングの素養を身につけることができる学習ツール。

 


体験ブースの様子


Minecraftを子どもたちに説明する様子


プログラミングロボットを操作する様子

(学術連携課・ICT教育支援ルーム)