総合教育系の芦田祐佳特任講師(初等教育部門)が、「日本教育心理学会 2021年度 城戸奨励賞」を受賞しました。同学会は、教育心理学に関する研究成果の発表を促進し、その発展に寄与することを目的として、1959年に創立された歴史ある学術団体です。城戸奨励賞は、同学会の機関誌「教育心理学研究」に発表された論文のうち、35歳未満の若手研究者が執筆した論文で特に優秀であると評価された論文に対して授与されます。 受賞対象となった研究は「仲間のネガティブな情動を帯びた言動に対する低学年児童の対応―児童の情動コンピテンスと学習活動の種類による差異に着目して―(*)」で、小学2年生の学級における継続的な観察を通して、小学校低学年の子どもたちが仲間の情動に対してどのように応じているのかを明らかにしたものです。 受賞を受け、芦田特任講師は、「この度は、栄誉ある賞をいただき、大変光栄に存じております。まずは、本研究にご協力くださった先生方と子どもたちに心より御礼申し上げます。子どもたちが日常の様々な出来事に対して、喜び、怒り、悲しみ、楽しむ、その生き生きとした姿にわたしも心を揺さぶられながら研究に取り組みました。この受賞を励みに、これからも子どもたちが自分らしく感情を表現できる学級づくりとはなにかについて考え続けていきたいと思います」と語りました。
(総合教育系)