総合教育系の柳岡開地特任講師が、「日本発達心理学会国際奨励賞」を受賞し、3月3日(金)から3月5日(日)までの3日間にわたり立命館大学大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)で開催された同学会第34回大会で表彰されました。同学会は、発達心理学に関する研究を促進し、その実践活動の発展に寄与することを目的として、1989年に創立された学術団体です。国際奨励賞は、45歳以下の中堅・若手研究者が一流英文国際氏に発達心理学等の研究論文を掲載することを奨励し、支援するために設置されたものです。 受賞対象となった研究業績は、日常生活の中で幼児がルーティンや慣習を獲得していくプロセスや場面に合わせたその運用、心の動きを制御する認知機能と結びついていくメカニズムを検証したもので、発達心理学の国際的情報発信に貢献するところが極めて大きいと評価され、今回の受賞に至りました。
受賞を受け、柳岡特任講師は、「この度は大変栄誉ある賞をいただき、誠に光栄に思います。研究者としての歩みを支えてくださった全ての方々に感謝申し上げます。特に、研究の世界は日本にとどまらず世界に広がっていることを示してくださった国内の先生方、そして拙い英語を丁寧に拾い上げ共同研究を進めてくださった国外の先生方のサポートなしにはこの受賞はあり得ませんでした。教育環境の重要さを身をもって実感しております。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。この受賞を励みに、今後も国内外に研究成果を継続的に発信し、そしてその研究成果がいかに子どもたちのリアルな生活にいかに結ぶついていくのかを明らかにしていきたいと思います」と語りました。
表彰式の様子(左、柳岡特任講師)
(総合教育系)