令和5年度ダイバーシティ推進セミナーを男女共同参画週間中(*)の6月28日(水)に4年振りに対面で開催し、教職員94名が参加しました。 これは、大阪教育大学ダイバーシティ推進会議が男女共同参画に関する教育・研究・啓発を目的に、毎年開催しているものです。
セミナーの前半は、今年4月に本学に着任した藤井睦子副学長(元大阪府健康医療部長)が、「ダイバーシティの観点に立つ仕事の進め方~男女共同参画や新型コロナ対応を通じて~」をテーマに講演しました。 藤井副学長は、「これからキャリアを積んでいかれる方に」「働く女性をめぐる社会のこれまで~自治体の状況」「多様な人材を活かす仕事のすすめ方~新型コロナ対応を通じて~」という3点について、大阪府庁でのキャリアを通した話をしました。 企画や財政部局などを経て就任した教育委員会教育次長在職時には、教育の変革期に直面して仕事の考え方が大きく変わったことや、健康医療部長在職時には新型コロナ感染拡大の厳しい局面に接し、部トップとして職種が異なる大勢のスタッフの陣頭指揮を執り、多くのチームを組織し各チームの目標設定や日々の情報共有を図ったこと、集約した情報が「大阪モデル」につながったこと、自身の退職時には苦労を共にした各チームの功績を労うと、スタッフから新型コロナ対応の経験で充実感や達成感が得られたとの感想を受けたことなどを紹介しました。
(*)男女共同参画週間…男女共同参画社会に関する基本理念について理解を深めることを目的に男女共同参画社会基本法の公布・施行日である平成11年6月23日を踏まえ、毎年6月23日から29日までを週間として設けたもの。
講演する藤井副学長
報告する大野教諭
セミナーの様子
(人事課)