附属平野五校園(附属幼稚園、附属平野小学校、附属平野中学校、附属高等学校平野校舎、附属特別支援学校)が、学校園・子ども・保護者で共同制作した「防災教育コンテンツ」(DVD)を活用した防災教育を行いました。これは、8月30日(水)~9月5日(火)の防災週間を迎えるにあたって実施したもので、教材の「防災教育コンテンツ」は、令和4年度の平野五校園防災協働事業『ひらのBOSAIキャラバン』(*)において、『助けられる人から助かる人、そして助ける人へ』をテーマに制作したものです。
本年度は、附属幼稚園では9月13日(水)に『楽しく学ぶ防災体験会』を実施し、附属特別支援学校では9月5日(火)に講話とともに「防災教育コンテンツ」を視聴し、クイズなどを通した学習を行いました。附属平野小学校では学年別の避難訓練や「防災教育コンテンツ」の視聴を行うとともに、教育実習生にもこのコンテンツを紹介し学校現場での防災教育について考える機会を設けました。附属平野中学校では文化祭で生徒・保護者に対して、附属高等学校平野校舎では昼食時などに生徒に対してDVDを視聴できる機会を設けるなど、それぞれがあらためて災害への心構えや取組について考えました。
附属平野五校園の防災訓練に携わった元平野消防署地域担当司令の南浦正洋氏は、「私は、附属平野五校園の防災訓練の他、地域の小学校や中学校のゲストティーチャーとして参加させていただきました。いずれも教員は勿論、生徒たちが防災を自分事として取り組んでいる姿勢を見て心強く思います。また、取組発表だけに留まらず、WEBやDVDなどを活用した防災に関する事例や情報を発信する手法は、我々消防署員にも参考となりました」と話しました。 平野五校園防災協働事業に平成29年から協力しているNPO法人プラス・アーツ理事長の永田宏和氏は、「数年前に附属平野五校園とのご縁をいただき『楽しく学ぶ防災教育』の取り組みについてお伝えしたことが、幼稚園から高校まですべての学校園で、PTAの皆さんを中心に独自の充実した内容で継続的に防災教育に取り組まれている様子を垣間見ることができて、心から感動しました」と感想を述べました。
【防災教育コンテンツの内容】 以下の内容に、防災の専門的な知見をもつコメンテーターからそれぞれについて解説や助言を加えたもので、日頃から災害時にとるべき行動を考え、閉じ込められたり、逃げ遅れたりする『助けられる人』ではなく、事前に災害に対応できるように考えて実践し、まずは『助かる人』に、そして『助ける人』になってほしいという願いがこめられた、幅広い年齢層にも楽しく防災知識が身につくようつくられた2時間の番組です。
附属平野小学校の教室でのオンライン配信の様子
「防災教育コンテンツ」の一場面(附属平野小学校の防災キャンプの様子)
「防災教育コンテンツ」の一場面(附属平野中学校生徒の阿倍野防災センター・タスカルでの取材の様子)
「防災教育コンテンツ」を見て学ぶ特別支援学校の児童・生徒たち
(附属幼稚園、附属平野小学校、附属平野中学校、附属高等学校平野校舎、附属特別支援学校)