4年ぶりに生の音楽を体感 特別支援学校を招待し「ハートフルコンサート」開催

2023.10.12

4年ぶりに生の音楽を体感 特別支援学校を招待し「ハートフルコンサート」開催

 教育協働学科芸術表現専攻音楽表現コースで管・打楽器を専攻する学生らによるウインドオーケストラが9月8日(金)、大阪府内の特別支援学校を招待し「ハートフルコンサート」をザ・シンフォニーホールで開催しました。

 このコンサートは、「障がいのある人やその介護者に、生の音楽に触れる機会を提供したい」との思いから企画したもので、趣旨に賛同したザ・シンフォニーホールと大阪府教育委員会との共催で、2016年から実施しています。コロナ禍のため2020年以降は映像で配信していましたが、4年ぶりに対面での開催となり、府立特別支援学校9校の児童・生徒と教員など合わせて約600人が、吹奏楽のダイナミックな生演奏を体感しました。

 今回は、映画「ジュラシックパーク」の迫力あるメインテーマ、サンバ調のリズムが楽しいTHE BOOM『風になりたい』、ドラマの主題歌としてヒットしたOfficial髭男dism『subtitle』など、多彩なジャンルの曲目を展開。AKB48『365日の紙飛行機』では、声楽を専攻する同コース3回生の田中咲妃さんが独唱を務め、華やかな歌声を響かせました。また、米津玄師『パプリカ』では、同コースの学生8人がかわいいダンスを元気いっぱいに踊りました。子どもたちは普段なかなか入ることのない大きな音楽ホールの非日常感にワクワクした様子で、曲やダンスに合わせて手拍子をしたり体を揺らしたりと、嬉しそうに音楽を楽しんでいました。

 コンサートの運営に携わった同コース3回生の谷口楓織さんは、「4年ぶりの対面開催で、過去の資料もわずかしかなく手探り状態でしたが、ホールの方々とも入念にすり合わせを行い、先生方や運営に関わった学生たちをはじめ多くの方々にご協力いただいたおかげで、無事に終演を迎えられました。支援学校の皆さんに少しでも楽しんでいただけて、記憶に残るような演奏会となっていましたら幸いです」と語りました。

 

演奏の様子
演奏の様子(指揮:神代修教授)

楽器紹介の様子
曲の合間には楽器の種類や音色を紹介

『365日の紙飛行機』の演奏(独唱:田中咲妃さん)
田中咲妃さんの独唱による『365日の紙飛行機』の演奏

『パプリカ』の演奏とダンス
曲に合わせて皆で手拍子

(広報室)