昨年に引き続き、大規模地震による災害を想定した防災訓練を、8月30日(金)に柏原キャンパスの附属図書館本館で実施し、事務職員19人が参加しました。
訓練は、午後2時に震度6強の地震が発生したという想定で行いました。 今年の設定は、停電が発生し、防火シャッターが作動したため避難経路が一部通行できなくなり、何名かの負傷者がでたというもので、各フロアの被災者有無、避難誘導方法、負傷者の状況報告と救助、レスキューベンチの使用方法等を確認しました。
参加者からは、「レスキューベンチで地下書庫や2階から負傷者を搬送するには、階段幅が狭く傾斜が急なため、方向転換や水平維持が難しいと感じました。搬送要員の確保も必要だと思いました」「避難誘導完了後に手が空いた職員は、負傷者対応や人手が足りないところのフォローなど、臨機応変に行動することが大切だと思います」「防火シャッターや防火扉など、火災発生時に閉鎖される箇所には、貼り紙等で日頃から周知しておくと利用者にもわかりやすいのではと思いました」といった意見や提案がありました。
訓練後、井上敏宏学術部長は「附属図書館では、教職員、学生のみならず、学外者も多く訪れるため、訓練を継続的に実施し、課題を見直し、引き続き災害発生時に備え、来館者及び職員の安全確保に努めていきます」と話しました。
避難状況を確認する様子
レスキューベンチを使った負傷者搬送訓練
状況報告をする様子
(学術情報課)