「ウェーブレット理論と工学への応用」と題したワークショップを,9月12日(月)・13日(火),天王寺キャンパスで開催しました。これは文部科学省研究振興局による「平成23年度 数学・数理科学と諸科学・産業との連携ワークショップ 拡がっていく数学~期待される『見えない力』~」事業の一つであり,文部科学省との共催で実施しました。 この事業は,数学・数理科学の応用により諸科学や産業界における様々な課題の解決に貢献できる可能性を模索するのがねらいで,今回は,ウェーブレット解析によって解決することが期待されるトピックスに関して,理論と工学的応用の現状,さらに解決すべき問題を,7人の講演者に解説していただき,その問題提起を受けディスカッション形式でワークショップを繰り広げました。 運営責任者の芦野隆一教授(本学数理科学講座)のあいさつに始まり,様々な講演が2日間にわたって実施されました。参加者は最初から最後まで熱心に受講し,討議しました。今後,ウェーブレット理論の諸科学への展開や産業界への波及効果に期待が高まります。
(敬称略)
(学術連携課)