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2017.01.10

大学院生が台湾の大学で芸術交流

 美術および音楽を専攻する大学院生12人と教員3人が,12月6日(火)から9日(金)にかけて協定校である台湾・屏東大学を訪問し,学生らと交流しました。
 大学院美術教育専攻では,「現代的教育課題とアート」の授業の一環として,2013年から屏東大学と交流を重ねています。今後,美術だけでなく様々な文化の交流へと広げることをめざし,今回初めて大学院芸術文化専攻音楽研究コースの学生が参加しました。
 交流初日は,本学学生の企画による美術ワークショップ「Feel and Try」を行いました。参加者全員で抹茶と墨を使った即興的なアートを制作し,言葉を超えたパフォーマンスを通して友好を深めました。
 二日目は,台湾の先住民の集落を訪れ,地元小学生の唄う伝統的な唱歌を鑑賞しました。その後,屏東大学の学長を表敬訪問し,さらに本学学生,教員による演奏会を行いました。
 三日目は台湾南部を巡り,豊かな自然や歴史的建造物を鑑賞して,日本と台湾の古くからの関係を学びました。夕食では台湾に古くから伝わる民謡が演奏され,両大学の学生らはリラックスした様子で会話に花を咲かせていました。
 参加した中村朋子さん(大学院美術教育専攻1回生)は「台湾の学生と,言葉の壁を越えた交流ができました。美術のワークショップは言葉の違いを感じないくらい盛り上がり,美術が共通した言葉の役割を果たしていたように感じました。今回の体験は自分にとって貴重な財産になりました」と話しました。また,小林祐香理さん(大学院芸術文化専攻1回生)は,「学生との交流や演奏を通して,想いが伝わる喜びを感じることができました。この伝える力を,今後の演奏活動や研究の中で生かしていきたい」と話しました。

両大学参加者の集合写真
美術ワークショップの様子
演奏会の様子
夕食会の様子

[左上写真]両大学の参加者たち
[右上写真]美術ワークショップの様子
[左下写真]演奏会の様子
[右下写真]交流最終日の夕食会

(美術教育専攻・芸術文化専攻)