特別支援学校の児童・生徒55人が,美術教育講座の加藤可奈衛教授の指導のもと,光の彫刻の制作に挑戦し,11月30日(水)にオブジェの鑑賞会を行いました。 光の彫刻とは,立体物に映像を投影する「プロジェクションマッピング」の手法を用いたアート作品のことです。段ボール箱を組み合わせて,スクリーンとなるオブジェを作成し,そこに児童・生徒が描いた絵画や撮影した写真をプロジェクターで映し出します。 事前説明から制作まで計3回の授業を行い,小学部,中学部,高等部がそれぞれ3グループに分かれて制作に取り組みました。オブジェの材料として,大学が所在する柏原市の名産であるぶどうの出荷箱を使用。ぶどう,ハート,電車の形になるよう組み合わせ,紐やボルト,細い角材を使って固定し,白いペンキを塗りました。 鑑賞会は,カーテンを引いて真っ暗にした体育館で行いました。心落ち着く音楽が流れる中,力を合わせて作り上げたオブジェに,色鮮やかな絵画や写真,動画が映し出され,神秘的な空間が広がりました。 児童・生徒たちは「ひかりのちょうこくがたのしかった(小学部)」「またやってみたいです(中学部)」「小学部と一緒にぶどうの箱を組み立てることが出来て,楽しかったです。皆で作った箱を使った鑑賞も楽しかったです(高等部)」「ハート光アートを作って楽しかったです(高等部)」などの感想を寄せました。
[左上写真]段ボール箱を紐でつなぎ合わせる[右上写真]鑑賞会にあたり説明する加藤可奈衛教授[左下写真]オブジェに写真や絵画が鮮やかに浮かび上がる[右下写真]電車のオブジェに映し出された絵画
(広報室)