トピックスバックナンバー(2011年~2020年)

2019.11.21

附属平野小が研究発表会「未来を『そうぞう』する子ども」を開催

 本学附属平野小学校が,研究発表会「未来を『そうぞう』する子ども」(4年次中間発表)を11月9日(土)に開催しました。
 これは,国の基準によらない教育課程の編成・実施を認定する文部科学省研究開発学校として4年前から研究・実施を進めている教科「未来そうぞう科」及びこの教科を軸として各教科・領域でのアプローチを目指す研究開発「各教科・領域における『未来そうぞう』」の今年度の中間発表として行ったもので,全国の教育関係者約140人が参加しました。
 新教科「未来そうぞう科」及び「教科における未来そうぞう」が目指すのは,見通しが持ちにくい未来に向かっていく中で直面する課題に対して,様々な創意工夫をしながら,自分なりの解決方法を見つけることができる子どもの育成で,今の社会で子どもたちに求められる資質・能力として,「主体的実践力」「協働的実践力」「そうぞう的実践力」を設定しています。この「未来そうぞう科」については,従前の「総合的な学習の時間」「生活科」「特別活動」の時間を統合して,年間105~140の時間を確保して学習を進めています。
 今回の研究発表会では,これまでの研究成果をふまえて,未来そうぞう,算数,理科,外国語,体育,道徳の6つの公開授業を行いました。1年生の「未来そうぞう科」の授業では,表現活動を促進する手立てとしてライトとスクリーンを使って,イメージとクリエイトの往還を刺激し,「そうぞう的実践力」が発揮できるように,影絵を活用した授業を行いました。また全体会では,これまでの研究成果をお伝えするポスターセッションのほか,「未来そうぞう科」について語りあうブースを設け,附属平野小の保護者や卒業生含めた参会者とのディスカッションを行いました。
 2月には4年間の成果をまとめ,今回の参会者からの意見を踏まえた最終発表会を実施する予定です。

全体会でのポスターセッション
理科における「未来そうぞう」の授業
未来そうぞう科の授業

(附属平野小学校)