附属高等学校天王寺校舎の姉妹校である米国アーカンソー理数系高校(Arkansus School for Mathematics, Science and the Arts)一行が10月23日(水)に来日し,附属天王寺高の生徒とともにピースプロジェクトに取組みました。これは,日米の高校生がそれぞれの歴史認識を話し合うことを通じて,平和について考えることを目的とした,附属天王寺高の国際交流プログラムにおける新しい企画で,高2でSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の授業を選択している生徒らが内容を立案しました。また,米国の高校生8人は,プロジェクトに臨むにあたり,事前に広島を訪れて原爆についての学習をしたのち来校しました。 日米40人近くの生徒たちは,8つのグループに分かれ,「これからどのように平和を作っていくか」というテーマについて,英語で討論しました。続いて,高2の生徒が「研修旅行の際に長崎で学んだこと」,高3で生命論の授業を選択している生徒が「広島研修で学んだこと」について,またアーカンソー理数高校で歴史を教えているニール教諭は「日本についてどのように教えているか」についてそれぞれプレゼンテーションを行いました。 学生たちは,初めての試みに緊張しながらも,お互いの考えを伝えようと積極的に会話し,コミュニケーションを図りました。参加した教員は,「今後,さらに内容の深い議論ができるよう工夫しながら,取組を継続していければと思っています。」と感想を語りました。
グループで討論する様子
次の世代にどのように伝えるか
討論したことについて報告する様子
(附属高等学校天王寺校舎)