トピックスバックナンバー(2011年~2020年)

2017.12.13

教師をめざす府立高校生が大教大をまるごと体験

 大阪府立高校40校で構成する「府立高校教職コンソーシアム」加盟校を対象とした「大阪教育大学キャンパスガイド 大教大をまるごと体験しよう!」を11月11日(土)に開催し,生徒と教員合わせて約200人が参加しました。大学生による大学紹介や施設見学,大学教員による特別講義などが行われ,高校生たちが本学の魅力を体感しました。
 イベントは,本学学生と加盟校である夕陽丘高等学校および大阪教育センター附属高等学校生徒との合同金管アンサンブルによる『アイ ゴット リズム』(ジョージ・ガーシュイン作曲)の演奏で華やかに開幕しました。吉村駿汰さん(数学教育専攻3回生)と南汐里さん(数理科学専攻2回生)が,タレントのサンシャイン池崎さんとブルゾンちえみさんに扮して,大学の特徴やカリキュラム,学生生活をわかりやすく紹介。続いてグループに分かれ,学生が講義室や図書館,体育館などを案内し,食堂で一緒に昼食をとりました。
 午後からは,文系と理系に分かれて大学の講義を体験しました。箱崎雄子准教授(英語教育講座)が文系「発音の基礎・基本―これだけで英語らしく聞こえる―」,町頭義朗教授(理数情報講座)が理系「論理と数理パズル」の講義を行いました。箱崎准教授は,英語と日本語のリズムの違いを説明し,ジャズのリズムにあわせて英語を発音する「ジャズ・チャンツ」を一緒に歌って,英語らしい発音の基本を教えました。町頭教授の授業では,赤と白のカードを使い,他者のカードは見えるが自分のカードは見えない状況で自分の色を当てる「数理パズル」に挑戦し,論理的な思考を学びました。
 この後,加盟校の生徒を対象とした作文コンクール「未来に向かって―教師・夢・感動―」の表彰式を行い,140件の応募の中から最優秀賞に輝いた高槻北高等学校の松永日菜子さんが,特別支援学校の先生になりたいという気持ちを綴った作文を朗読しました。そのほか,「めざす教師像」をテーマにしたパネルディスカッション,高校生の質問に大学生が答える「大教大まるごとお答えします」を行いました。
 参加した生徒からは,「すごく充実していて,全てがおもしろかった。先生ってやっぱりいいなと思いました」「大学生はとても明るくてすてきで,こんな先輩がいたら幸せだなと思いました」「自分の体験をたくさん話してくれて,すごくためになりました」などの感想が寄せられました。

在学生による大学紹介
大学の施設を学生が案内
町頭義朗教授(理数情報講座)「論理と数理パズル」の講義風景
作文コンクールで最優秀賞に輝いた松永日菜子さん

(広報室)