高等教育のための国際的なデジタル教材ライブラリであるメルロー(MERLOT:The Multimedia Educational Resource for Learning and Online Teaching)に関するワークショップを,9月4日(月)に天王寺キャンパスで開催し,教育関係者や大学院生ら約30人が参加しました。 メルローは,学習・教育の質向上のためのオンライン教材を集約・開発することを目的に,米国・カルフォルニア州立大学が中心となって,世界各地の高等教育機関,企業,非営利団体等の連携により運営されています。本学は,日本で唯一,メルローとパートナーシップ協定を締結しており,大学教育だけでなく小・中学校等も含めた,日本語による教材を充実させることが期待されています。 ワークショップでは,メルローの実質的責任者であるカルフォルニア州立大学のGerard L.Hanley氏を講師として招き,実際にパソコンを操作しながら,検索,閲覧,ユーザー登録,教材のアップロードなどの作業方法を体験するとともに,著作権の取り扱いについて学びました。また,MERLOT型ラーニングコミュニティ支援の在り方についても議論しました。Hanley氏は,質問したり意見を言ったりした参加者にチョコレートをプレゼントするなど,終始場を和ませながらワークショップを進めました。 参加者は,「これほどの規模のオンライン教材があるとは知らなかった。ぜひ活用していきたい」「初めて実際の操作を体験し,とても勉強になった。教材を探し,論文執筆に役立てたい」などと感想を話しました。
ワークショップの様子
質問者にチョコレートをプレゼントするHanley氏
(広報室)