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2017.08.04

美しいメロディが響く「サマーコンサート」を開催

 教育協働学科芸術表現専攻音楽コース及び教養学科芸術専攻音楽コースの学生らによるサマーコンサートが,7月4日(火)にザ・シンフォニーホール(大阪市中央区)で開催されました。
 本学外国人教師ヤニック・パジェ先生の指揮のもと,I.ストラヴィンスキー『ミサ曲』で開演。約40人の混声合唱が美しい歌声をホールに響かせました。
 S.ラフマニノフ『パガニーニの主題による狂詩曲』では,河原幸治さん(音楽コース4回生)がピアノを独奏しました。同曲は,稀代のバイオリニストと称されるパガニーニが作曲した『24のカプリース(奇想曲)』をモチーフに,ラフマニノフがわずか数週間で完成させたと言われる作品です。河原さんは序盤の迫力あるアップテンポのメロディから,終盤にかけてのロマンティックなメロディまで,24の様々な旋律が織りなすドラマティックな楽曲を華麗に奏でました。
 最後に,M.ラヴェルのバレエ音楽『ダフニスとクロエ』第二組曲が演奏されました。これは古代ギリシャの物語をモチーフとするバレエ音楽で,エーゲ海に浮かぶ島に住む羊飼いの少年ダフニスと少女クロエの恋物語です。約70人の奏者がギリシャの島々の神秘的な雰囲気や華やかな踊り,愛を誓いあう二人を描きました。
 当日は台風接近の影響で,来場者が例年よりも少ない状況でしたが,観客からは「パガニーニの主題による狂詩曲で,第18変奏曲の甘いメロディに酔いしれました」「ダフニスとクロエはドラマティックで素晴らしかったです。フルートの美しい音色に痺れました。本当に来て良かったです」との感想が聞かれました。

プログラム
 I.ストラヴィンスキー / ミサ曲
 S.ラフマニノフ / パガニーニの主題による狂詩曲
 M.ラヴェル / バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第二組曲

演奏
 指揮:ヤニック・パジェ(大阪教育大学外国人教師)
 ピアノ独奏:河原 幸治(音楽コース4回生)
 合唱:大阪教育大学芸音合唱団
 管弦楽:大阪教育大学シンフォニーオーケストラ

コンサートの様子1
コンサートの様子2
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