本学と連携協定を締結しているレノボ・ジャパン合同会社及び大阪市総合教育センターと連携し、大阪市立岸里小学校6年生の児童57人を対象にキャリア教育の授業及びワークショップを12月9日(月)にみらい教育共創館で実施しました。
この取り組みは、企業で働く人の話を通じて、児童が自身のキャリアについて考える機会を提供するとともに、相手や目的を意識した動画の作成と発信を体験する場を設けることを目的としたものです。
講師は同社の菅田直之氏が務め、本学学生6人が授業支援を行いました。キャリア教育の授業では、菅田氏は学生時代の経験や大学卒業後のキャリア形成、仕事観について語り、特に「何歳になっても学び続けることの大切さ」を強調しました。続いて、情報発信の重要性について触れ、「情報発信を行う際には、相手や目的に応じて内容を検討し、適切に作成することが重要です」と説明しました。
その後、実際に動画を制作するワークショップを行い、児童たちはノートパソコンを使用し、Canva(オンラインデザインソフト)を活用して「自分の好きなもの」をテーマにショート動画の作成に挑戦しました。それぞれが伝えたい内容を効果的に表現するため、豊富なテンプレートを活用し、画像やテキストを自由に組み合わせながら個性あふれる動画を制作しました。最後に、児童2名が作成したショート動画「私の好きな食べ物」と「家族が経営する飲食店」が披露され、授業を終えました。
大阪市総合教育センター教育振興担当の山口裕二氏は「今日学んだ知識や技術だけではなく、講師や大学生の方々のつながりを大切にし、今度の活動に生かしてほしいです」と語りました。
キャリア形成や仕事観について話をする菅田氏
動画を作成する児童
完成した動画を発表する様子
(学術連携課)