京阪奈3教育大学では,平成26年度連携事業の一環として双方向遠隔授業システムを活用し,概ね月1回の3大学持回りにより「京阪奈三教育大学連携SD研修」を実施しています。今回,第9回目を1月29日(木)に本学で開催し,3大学の教職員及び学生70人が参加しました。 文部科学省初等中等教育局財務課の坂本淳一課長補佐が,『義務教育費国庫負担制度と教職員定数改善について』をテーマに講演しました。坂本氏は,初等中等教育行政の視点から教員養成の課題を捉え,国の初等中等教育施策に応じた教員養成・研修の課題などについて解説し,参加者からは「高等教育の枠組みで教員養成・研修を捉えがちな大学教職員にとって,非常に新鮮かつ有意義でした」との感想が寄せられました。 講演後も,国の厳しい財政状況における初等中等教育行政と高等教育行政の連携への期待や,新たな教職員定数改善10ヶ年計画案に対する具体的な質問など,教員養成大学ならではとも言える熱心な質疑が行われました。
[左写真]開会挨拶をする若井大阪教育大学理事・事務局長[右写真]講演する坂本財務課課長補佐
(大学改革強化推進事務室)