東日本大震災に関する写真展「FILMの写した世界」が柏原キャンパス大学会館大ホールで1月22日から28日まで開催され,学生・職員ら約500人が訪れました。 これは,本学が学生の自主的な活動を支援する「学生チャレンジプロジェクト」に採択された企画展で,本学学生18人で構成する写真サークル「FILM」のメンバーが昨年8月と11月に岩手県陸前高田市・宮城県石巻市・福島県南相馬市・相馬市・浪江町を訪れて撮影した35点の写真が展示されました。 立入禁止区域となっている福島県浪江町の商店街,小諸駅前の自転車置き場に今も残っている自転車,各地で進む復興の様子,岩手県陸前高田市で17000本の桜を植えるプロジェクト「桜ライン311」の植樹,奇跡の一本松など,ストレートな写真に心に響くコメントが添えられています。また,宮城県石巻市の海岸付近で撮影された「360°パノラマ」写真も展示されており,雑草が生い茂り,がれきが散乱している場所を疑似体験することができます。 訪れた学生たちは「写真とメッセージを見て,はっとしたことはきっと忘れないだろうと思う」「生の姿,現状を知ることができて良かった」「復興は単にプラスだけではないと思った」「災害とどう向き合い,生きていくかを改めて考えさせられた」と感想を語りました。
(総務企画課)