本学音楽教育専攻と芸術専攻音楽コースの学生,および柏原市の児童合唱団による「とどけよう!!みんなのこえ!!~東日本大震災復興コンサート~vol.2ふるさと」が,11月23日(日)に柏原キャンパスリハーサルホールで開催されました。 学生のチャレンジ活動を大学が支援する「平成26年度学生チャレンジプロジェクト」の採択企画の一つで,東日本大震災の教訓から,いつ起こるともしれない災害について,音楽を通して見つめ直してほしいという願いを込めて企画されました。ロビーには,同じく学生チャレンジプロジェクト採択企画である写真展「FILMが写した世界」が開かれ,写真サークル「FILM」が東北の被災地で撮影した写真に,来場客は足を止めて見入っていました。 プログラムは,アンサンブルコンサートの第I部と震災復興プログラムの第II部で構成され,第I部は,S.フォスター作曲「故郷の人々」ほか,今回のテーマである「ふるさと」をモチーフにした全11曲が演奏されました。第II部は,和合亮一氏の詩に本学学生が曲をつけた「わたしとあなた ここに生まれて」や本学外国人教師ヤニック・パジェ作曲の「桜の涙」など,東日本大震災の鎮魂歌全6曲が合唱・演奏され,ホールは割れんばかりの拍手に包まれました。 運営スタッフ兼出演者の加藤柚乃さん(大学院音楽教員専攻2回生)は,「当初10月の開催予定が台風により中止となり,あらためてわたしたち運営側が自然災害について考え直す機会になりました。出演者とボランティアの裏方さんをあわせて,80人もの人々に支えられた公演でもあり,忘れられない思い出です」と感慨深げに語りました。 本学は今後も,学生の自主的・創作的な活動の支援を推進していきます。
(総務企画課)