幼児教育専攻の学生らが公立幼稚園で音楽劇を披露

2021.01.15

幼児教育専攻の学生らが公立幼稚園で音楽劇を披露

 初等教育教員養成幼児教育専攻の学生らが,大阪府内の公立幼稚園で音楽劇を披露しました。音楽劇は,12月16日(水)に柏原市立幼稚園,12月21日(月)に大阪市立幼稚園において開催しました。
 この取組は,初等教育部門の加藤あや子准教授が担当する「表現指導基礎演習」という授業及びゼミ活動の一環で,例年12月頃に幼稚園で音楽劇及び幼児のためのクラシックコンサートを披露しています。
 柏原市立幼稚園では,授業を受講している2回生の学生らが,自分たちで一から制作した物語,楽曲,合奏譜をもとに音楽劇を披露しました。
 大阪市立幼稚園では,ゼミに所属する3回生の学生らとサポート役として同ゼミの4回生の学生らが,幼児でも楽しめるクラシックというコンセプトのもと,子どもが飽きないような物語の中に,音楽やリズム遊びをちりばめた演奏を行いました。
 両日ともに,コロナ禍のため,例年行なっている歌唱や管楽器の演奏を無くし,子どもとの接触を可能な限り少なくするなどの感染防止策を講じました。
 参加した学生からは,「立体的な道具制作や,編曲,演技など,全て自分たちでゼロから作るのは初めての経験でした。失敗してやり直すこともたくさんあり,本当に苦労しましたが,本番で実際に子どもたちの反応を見ることができ,かつ私達も楽しく発表ができて,本当に貴重な体験になりました(2回生)」「今回は自分たちで感染症対策を考え,直接子どもたちと触れ合ったり歌ったりせずとも楽しめるような台本作りを心がけました。子どもたちの近くで関わることができなかったのは残念でしたが,子ども達が楽しんでいる姿を見て私たちも笑顔になりました。半年間の準備や練習は本当に大変でしたが,終わった後には達成感を感じることができました(2回生)」「コロナ禍で大変な時期でしたが,どのようにすれば幼児に音楽の楽しさを伝えることができるかを考え,とてもいい経験と勉強になりました。課題となった点や,得ることができた多くの学びをこれから実際に現場に立った際に,実践していこうと思います(3回生)」などの感想が寄せられました。

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2021年1月15日掲載
(初等教育部門)