人権パネル展「命と性を考える」を開催

2021.12.23

人権パネル展「命と性を考える」を開催

 人権教育の取組の一環として、大阪教育大学地域連携・教育推進センターが、公益財団法人大阪人権博物館との共催、人権教育推進委員会の後援で、人権パネル展「命と性を考える」を、12月1日(水)~14日(火)に柏原キャンパスで開催しました。
 社会的・文化的に形成される性別、いわゆるジェンダーに関して、不平等をなくそうという動きや考え方が世界的に広がりつつあります。しかし、日本は、世界経済フォーラム(World Economic Forum:WEF)が発表した各国における男女格差を測る「ジェンダーギャップ指数」において、低い数値、かつ、世界的に見ても低い順位であることから、経済社会において完全平等な状態にあるとは言い難い状況です。
 そうした社会情勢を踏まえ、今回、リバティおおさか(大阪人権博物館)(*)所蔵の展示パネル「命と性を考える」を展示しました。
 見学した学生からは「初めて見る資料もあり興味深かった」「性の問題について、従来の価値観は社会によってつくられたものだと自覚していく必要があると改めて思った」などの感想が寄せられました。
 今回の人権パネル展を企画し、学生への説明も担当した学校教育部門の池嶋伸晃教授は「今回展示されたパネルから、命と性が歴史的にどの様に取り扱われてきたのかを読み取ることができます。リバティおおさかが保存している、人権に関わる貴重な資料を学生と共有できて良かったです」と語りました。

*リバティおおさか(大阪人権博物館)は、1985年に開館した日本で唯一の人権問題の総合博物館です。掲載時現在は休館中。

 


見学する学生


熱心に資料を読む学生

2021年12月24日掲載
(学術連携課)